太陽の周りに楕円型の虹色 「外接ハロ」が出現 長野

2025年4月22日(火)10時35分 ウェザーニュース

2025/04/22 10:37 ウェザーニュース

今日22日(火)は北陸や甲信を中心にハロやアークなどの光学現象が見られています。長野県からは少し横長の楕円形のハロの報告が寄せられました。

太陽の光が屈折して出現

「ハロ」は暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象で、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が曲げられ、光の強い部分が環状に見られます。
楕円形に見えるハロは「外接ハロ」と呼ばれ、タンジェントアークの一種となります。タンジェントアークは太陽高度によって形を変えるという特徴があり、太陽高度が低いときはV字や弓形ですが、高くなると楕円形となり「外接ハロ」となります。

天気下り坂で夜には雨に

今日は東シナ海から低気圧と前線が日本に接近していて、九州では既に雨が降り出しています。今後、雨のエリアは次第に東に拡大する見込みです。低気圧や前線の接近に伴って上空の湿度が高くなり、「ハロ」や「外接ハロ」が出現したと考えられます。
北陸や甲信では夜になると雨が降り出す予想ですので、遅い帰宅には折りたたみ傘があると安心です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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