南風によるフェーン現象で気温上昇 北陸や山陰は午前中から夏日に

2025年4月22日(火)12時30分 ウェザーニュース

2025/04/22 12:37 ウェザーニュース

今日22日(火)は東シナ海から低気圧と前線が接近し、西から雨のエリアが拡大しています。
低気圧や前線に向かって南寄りの風が吹き、北陸や山陰で気温が上昇して25℃以上の夏日となっています。

日本海側を中心にすでに夏日

今日12時までの最高気温の分布をみると南西諸島に加えて山陰や北陸、近畿などで25℃以上の夏日になっている地点が多くなっています。
最も気温が高くなっているのは、沖縄県の新石垣空港と波照間の29.9℃。本州では石川県小松市で28.5℃、大阪府枚方市で27.2℃を観測しています。大阪市も25.6℃まで上がり、3日ぶりに夏日となりました。
上空の暖かい空気と日差しの影響に加えて、山越えになる南風がフェーン現象が引き起こし、気温の上昇を促したと考えられます。午後も季節先取りの暑さが続きますが、雨が降り出すと気温の上昇は抑えられる予想です。

北海道オホーツク海側では5℃以下も

一方、北海道のオホーツク海側では東の海上にある発達した低気圧の影響で海から冷たい北寄りの風が吹き付け、気温が上がっていません。
斜里町にあるアメダス宇登呂では、12時までの最高気温が0.5℃と0℃をわずかに超える程度で、網走市でも3月下旬並みの3.8℃に留まっています。
北海道のオホーツク海側では午後になっても気温の上昇はあまり見込めず、寒さが続きます。万全の防寒が欠かせません。

ウェザーニュース

「夏日」をもっと詳しく

「夏日」のニュース

「夏日」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ