今夜「4月こと座流星群」の活動ピーク 天気は下り坂
2025年4月22日(火)6時45分 ウェザーニュース

2025/04/22 06:37 ウェザーニュース
今日4月22日(火)夜は、春の夜空を彩る「4月こと座流星群」の活動がピークを迎えます。
放射点が昇ってくる20時頃から出現し始めるものの、天気は下り坂で夜遅い時間ほど雲が厚くなりそうです。
気になる今夜の天気は
低気圧や前線が西から接近する影響で、今日は全国的に天気が下り坂になります。昼頃から九州では雨が降りはじめ、夜には近畿でも雨になりそうです。
東海や北陸、東北も夜は雲が厚くなり、流星を見るのは難しそうです。夜になってもまだ星空が見えそうなのは関東付近に限られそうですが、夜遅い時間になるほど雲が厚くなり、観測が難しくなります。
沖縄本島は雲の隙間で観測のチャンスがあり、先島諸島では雲が少なめで流れ星が見られるかもしれません。
いつ、どの方向に出現する?

流星群は放射点方向に出現するわけではありません(図は4月23日1時の東京の空)
流星群の流れ星は、放射点(※)が地平線から昇ってくると出現しはじめ、放射点が空高くに昇るほど流れやすくなります。4月こと座流星群は比較的見やすい時間帯に放射点が昇ってくる流星群で、20時頃から出現が期待できます。
ただ、出現数は控えめな流星群ですので、見えたらラッキー!と思うくらいの気持ちで、気軽に空を見上げてみてください。明るい流星の割合が高い流星群のため、もし目にできれば印象に残りそうです。
流星群は放射点があること座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。観測の際は、できるだけ空を広く見るようにして空を見上げるのがおすすめです。
※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。
4月こと座流星群の特徴は?
4月こと座流星群はサッチャー彗星を母天体として、毎年4月16日頃から4月25日頃に出現し、22日頃に極大を迎える流星群です。
(1)突発的な流星数の増加も
突発的に流星数が増加することがあり、過去には国内で1時間に90個の流星が観測されたこともありました。ただ、近年は通常の活動が続いています。
(2)明るい流星の割合が高い
観測できる流星数は少ないものの、明るい流星の割合が高いので、見られると印象に残りやすいかもしれません。