台風2号の影響で沖縄は高波続く 明日にかけて海上は大しけに

2021年4月23日(金)16時0分 ウェザーニュース

2021/04/23 15:55 ウェザーニュース

台風2号(スリゲ)は勢力を弱め、今日23日(金)3時に強い勢力になりました。台風は勢力を弱めたものの沖縄本島や大東島地方では風が強く、最大瞬間風速は那覇で24.9m/s、北大東で23.7m/sを観測しています。
▼台風2号 4月23日(金)15時
 存在地域   沖縄の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北東 20 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

勢力を落としながら東へ向きを変える

台風2号は一時猛発達して猛烈な勢力になり、中心気圧が895hPaまで低下しましたが、勢力は急速に衰えています。この先も海水温が比較的高くない海域を進むことや、鉛直シアが大きくなることなどから、さらに勢力が弱まり、26日(月)15時までには温帯低気圧に変わる見込みです。
今後は足早に東に進みます。明日にかけて大東島地方の南を通過し、週明けには小笠原方面に達する予想です

沖縄の近海は明日にかけて大しけ

波の高さの予想 24日(土)9時

沖縄では明日24日(土)にかけても波の高い状態が続く見込みです。特に太平洋に面した沿岸には6m前後の高波が押し寄せる予想で、警戒をしてください。沖縄本島などの風は次第に落ち着く一方で、大東島地方は強風が続き、瞬間的には20m/s以上の風となる予想です。
また、小笠原諸島では24日(土)から26日(月)をピークに、強風や高波の影響が出るおそれがあります。最新の台風情報に注意して、海にはできるだけ近づかないようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。
「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。

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