台風2号 沖縄の大東島地方が強風域に 波浪警報発表中
2021年4月24日(土)5時48分 ウェザーニュース
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2021/04/24 07:30 ウェザーニュース
4月24日(土)6時現在、台風2号(スリゲ)は南大東島の南約300kmの海上を東進しています。沖縄県の大東島地方が風速15m/s以上の風が吹く強風域に入っています。
この先は勢力を落とし、温帯低気圧に変わる見込みです。沖縄や奄美では風が強く、波の高い状態となっているため引き続き警戒が必要です。
▼台風2号 4月24日(土)6時
存在地域 日本の南
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東南東 ゆっくり
中心気圧 985 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
東進して温帯低気圧に変わる見込み
台風2号は一時猛発達して猛烈な勢力になり、中心気圧が895hPaまで低下しましたが、その後は勢力が急速に衰えています。
この先も熱容量の低下や鉛直シアの増大、乾燥した空気等の影響でさらに勢力が弱まり、台風の構造を維持できず温帯低気圧に変わる見込みです。
引き続き強風や高波に警戒を
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風の予想 24日(土)12時
沖縄では明日25日(日)にかけて波の高い状態が続きます。特に太平洋側の沿岸では警戒をしてください。沖縄県の沖縄本島地方、大東島地方と、鹿児島県の奄美地方には、それぞれ波浪警報が発表されています。
風は今夜にかけて次第に落ち着くものの、大東島地方では今日も瞬間的には20m/s以上の風が吹くおそれがあるため、警戒が必要です。
また、この先の進路に近い東京都の小笠原諸島では、明日25日(日)から26日(月)をピークに、強風や高波の影響が出るおそれがあります。最新の台風情報に注意して、海にはできるだけ近づかないようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。
「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。