「心臓ロボット手術」の名医が、技術より心で患者に寄り添う理由

4月25日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

渡辺剛ニューハート・ワタナベ国際病院総長 Photo by Motokazu Sato

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名医やトップドクターと呼ばれる医師、ゴッドハンド(神の手)を持つといわれる医師、患者から厚い信頼を寄せられる医師、その道を究めようとする医師を、医療ジャーナリストの木原洋美が取材し、仕事ぶりや仕事哲学などを紹介する。今回は第7回。複数の心臓疾患に対してロボット手術を施せる日本唯一の医師として知られている心臓外科医の渡辺剛医師を紹介する。


深夜バスでやってきた
セカンドオピニオンの患者


 渡辺剛先生は、心臓外科のスーパードクターとして最も名を知られた医師の一人だが、患者さんと向き合う姿勢は、昔も今も変わらない。


 ホームページには「メールでも電話でもいつでもご相談ください。セカンドオピニオンも受け付けております」と記し、メールアドレスと電話番号を公開して相談にはなんと、渡辺先生が直接答えている。金沢大学の教授だった時代から変わらないスタイルだ。しかもメールへのレスポンスはものすごく早い。


「患者さんの不安を、少しでも早く取り除いてあげるのも医師の務めだから」と言う。


 以前、某週刊誌の取材で密着した際、夜行バスに乗って、当日朝、東京に着いたばかりという高齢女性の診察に立ち会わせてもらったことがある。


 その人は、関西の某大病院で心臓手術を受けたものの症状が回復せず、主治医に訴えても「気のせい」と決めつけられ、やむなく渡辺先生にセカンドオピニオンを求めたのだった。


「渡辺先生に診てもらいたいと言ったら、『もう二度と、ここに顔を見せるな。勝手に死んでしまえ』って怒鳴られたんですよ」


 泣きながら話す女性。家族にも「セカンドオピニオンなんて先生に失礼だ」と責められ、孤立して、具合が悪いというのにたった一人で東京までやってきたのだ。医療において、セカンドオピニオンが推奨されるようになって久しいが、現実はまだ、「主治医を信用しない患者は悪」的な風潮のほうが主流なのかもしれない。



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