金星が最大光度で輝く!27日(日)は夜明け前の空に注目
2025年4月26日(土)11時0分 ウェザーニュース

2025/04/26 05:01 ウェザーニュース
夜明け前の東の空で、明けの明星「金星」が明るく輝きます。
金星は4月27日(日)に明るさが最大となる最大光度を迎え、マイナス4.8等まで明るさが増すため目を引きそうです。
どれくらい明るい?
その輝きから惑星の中でも大きな存在感を放つ金星。今の時期は東の空で一層輝きを増した金星を見ることができます。
27日(日)には金星が一番明るく見える最大光度を迎え、その明るさはマイナス4.8等にもなります。
月のように満ち欠けをして見える金星

細く欠けて見える金星の様子
最大光度の頃の金星を望遠鏡で見てみると、三日月のような細くて欠けた姿に見えます。
金星は地球の内側を公転する内惑星で、地球から見ると太陽に照らされる面が変化していくため、満ち欠けして見えるのです。地球からの距離も大きく変化するため、見かけの大きさ(明るさ)も変わります。
最大光度の頃は、地球から見て太陽の光が当たる金星の面は4分の1ほどで、細く欠けた形に見えます。ただ、視直径は外合(※)の頃より4倍近くも大きいため、最も明るく見えるのです。
(※)外合:内惑星が地球から見て太陽と同じ方向にあるときを「合」と呼び、太陽の向こう側での合を「外合」といいます。
▼のぼる時刻(東京)
27日(日) 金星 3:05 太陽 4:54
普段よりも明るい金星を楽しむ絶好のチャンスです。この機会をお見逃しなく♪
参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)