【写真あり】彼氏にフラレた70キロ女性→整形なしで「45キロ・ミスコン級美女」に大変身…彼女にダイエットを決意させた「彼氏の浮気事件」

2025年4月27日(日)11時50分 文春オンライン

〈 「母は私に気づけませんでした」体重45キロの女子高生→留学先で70キロに激太り…彼女の人生を狂わせた「アメリカのヤバい食事」 〉から続く


「今はもう連絡も取ってないんですけど、彼がいなかったら私、ここまで変われなかったので…。きっかけをくれて本当に感謝ですね」


  前編 で紹介したように、10代の頃はアメリカ留学を機に70キロまで太ってしまった、インフルエンサーでモデルのなこさん(25歳)だが、大学時代には人生初の彼氏ができる。ところが、のちに「彼氏の浮気事件」が発覚し、失恋…。失意の彼女はなぜ45キロまで痩せることに成功したのか? なぜミスコンでグランプリに輝けたのか? “努力で人生を変えた”彼女に迫った。(全2回の2回目/ 最初 から読む)



痩せる前のなこさん。彼女はなぜ人生を変えられたのか?(写真:本人提供)


◆◆◆


ダイエットを決意した「彼氏の浮気事件」


──ダイエットをする動機はなんだったんですか?


なこ 大学生になって、人生で初めて彼氏ができたんです。その人にフラれてしまったことが原因で「ダイエットしなきゃ」と決意したんです。


 相手は大学の同級生で、2年ぐらい付き合ったんですけど、浮気されてしまって。もともと彼からは「顔がタイプ」って言われていたんですけど、それが否定された瞬間があって……。


──なこさんのインスタグラムの投稿にあった「デブスは無理」と言ってきたのも、その彼氏ですか?


なこ そうです。フラれるときに「太ってるしブスだから、俺には合わないかな」みたいに言われて。


──太ったことでしんどかったことは他にもありましたか?


なこ 鏡を見ると太っている自分が映るので、おしゃれをする気になれないんです。洋服屋に行ってもつい自分の姿を気にしちゃって……。顔の大きさも気になります。だから常にダボダボな服を着て体型をごまかしていました。


──インスタグラムには「デブスは無理」以外にも「デブ菌」など、これまでかなりひどい言葉を投げかけられたと投稿されていましたね。


なこ そうですね。言ってきたのは全員男性なんですけど、すれ違いざまに突然言われたこともあります。あとは女友達と一緒に歩いていてナンパされた時に、私のほうを見て「こっちは無理。恋愛対象じゃない」みたいに言われたり。


──ひどい……腹が立ちませんでしたか?


なこ 腹が立つというよりも「やっぱりそうなんだ」という気持ちのほうが強かったです。どんどん自信を失っていきました。


塩水を飲んだことも…「彼女のダイエット遍歴」


──そこからダイエットに挑むわけですが、どんな方法で痩せられたんですか?


なこ 最初は短期間で結果を求めていたので、過度に食事制限をしたり、運動をしたり。そういうダイエットばかりやっていたんです。でも痩せはするんですけど、必ずリバウンドするので、そのたびに「全然効果出ないじゃん」って激しく落ち込んで。そういう時期が半年ぐらいありました。


──いろんな種類のダイエットに挑戦されたとか。


なこ ありとあらゆるダイエットにチャレンジしました。3食スムージーだけとか。あと100均で売ってるサウナスーツを着ながら、ランニングをしたり、ダンスをしたり。ダンスは結構効果があったんですけど、続かなくて。「今日はいいや」って日が1日でもあると継続できないんですよね。あとは、塩水ダイエットとか。


──塩水ダイエット…?


なこ アメリカで一時期、流行っていたダイエット法です。寝起きに塩水を一気飲みすると、腸内が洗浄されて痩せられるという触れ込みなんですが、私は痩せるどころか手足の指がパンパンに膨れて、動けなくなっちゃって……。絶対にやらないほうがいいです。


──私も経験がありますが、そういった無理なダイエットをすると、かえって食欲が増しますよね。


なこ 以前より、食に対しての執着が強くなるんですよね。その後は、カロリーが気になりすぎて、何を食べていいかわからなくてストレスフルな時期もありました。でも、最終的に「8時間ダイエット」という自分にあった痩せ方が見つかって、そこからは1年足らずで25キロ痩せることができました。


──どういう方法ですか?


なこ 1日のうち食事ができる時間を8時間に限定する方法です。ネットで知って試してみたら、つらくなくて。食べることへの罪悪感も減ったし、食事の幅も広がったので楽しくなったんです。それで無理なく継続できて、スルスル痩せた感じです。


──モチベーションはどうやって保っていたんですか?


なこ 挫折しそうなときは何度もありました。だから、モチベーションを保つために「ミスコンに出る」ことを目標にしたんです。自分は追い込まれないと努力できない、じゃあ究極に追い込むためにはどうすればいいかなって考えて。


 その時、たまたまインスタで「ミス・ジャパン」の広告を見かけて。当時はすでに20キロくらい痩せたタイミングだったので、すぐにエントリーしました。


 そしたら、自分でも想像できなかったことなんですが、ミス・ジャパンの千葉大会でグランプリに選んでいただいたんですね。さらにYahoo!ニュースにもその様子が掲載されて……。大量のネガティブコメントが書かれているのも印象深かったです。


「ミス筑波大グランプリ」になれた理由


なこ でも、逆にそれが励みになったんです。それで今度はもっと垢抜けして、大学のミスコンにチャレンジしようと思ったんです。


──モチベーションにつながったコメントを覚えていますか?


なこ 「立ち方が土偶みたい」「全然可愛くなくて草」「このレベルでミスコン選ばれるんだ」「すごい芋っぽい」とか……。でも、そういうコメントを見たからこそ、次に挑戦するミスコンでは絶対にみんなから「キレイ」と言われるようになりたいと強く思ったんです。


──実際、その2年後には「ミス筑波大グランプリ」に、3年後にはミスキャンパスの中から日本一を決める「MISS OF MISS 2023」の準グランプリに選ばれたんですよね。どんな努力をしたんですか?


なこ 特に大事だったのは、姿勢です。電車の中でも、姿勢を良くするために足を地面につけずに座っていました。あとは小顔体操やスキンケア、メイクでもかなり変わりました。


──確かに若い頃の写真と比べると、肌の色が違いますよね。


なこ レモンやローズマリーを入れたデトックスウォーター、むくみに効くといわれるコーン茶もこまめに飲んでいたのも良かったと思います。


 細かいことなんですが、話し方やその表情も大事ですね。自分が人に見られているときの“利き顔”を知るとか。人の顔って、左と右で美しく見える側が違うんです。どちらがキレイに見えるのか細かく観察したり、ひとつひとつの積み重ねで人からの見え方がすごく変わるんです。


──努力の結果なんですね。顔や体に対するコンプレックスが解消されたのは、どのタイミングだったのでしょうか。


なこ それで言うと、同時期にサロンモデルを始めたのも大きかったと思います。コンプレックスは軽減されるものの、完全にはなくならないですよね。たとえば骨格は、整形でもしない限り変えられません。でも、髪型をちょっと変えてあげるだけで、顔の形も補整がかかってシュッとして見えたりしますよね。


 サロンで自分ならではの魅力を引き出してもらえて「こんなに変われるんだ」っていう驚きとうれしさが自信につながりました。そこで初めて「コンプレックスって隠すよりも活かしてあげれば、いくらでもプラスになるんだな」って気づけたんです。


ダイエットが「自分を好きになる」手段だった


──コンプレックスに感じている部分も、その人らしさの一部ですもんね。ちなみに最近は整形という手段も身近になりました。なこさんは整形についてどう考えていますか?


なこ コンプレックスを改善したり、自分を好きになる第一歩として整形することも、一つの選択肢だと思います。ただ、私にとって自分を好きになる手段は「ダイエット一択」でした。


──なこさんご自身が垢抜けして一番良かったこと、自分自身が変わったなと思うことはありますか?


昔の彼氏に言いたいことは?


なこ 自信が持てるようになると、いろんなことに挑戦しやすくなりました。自信がないときって、どうしてもネガティブな方向に考えて、新しいことにチャレンジしないじゃないですか。


 でも私の場合は、ダイエットや美容を通じて、ちょっと自信を持つだけでいろんなことに挑戦できるようになりました。だから、前よりも人生が楽しくなりました。


──昔の彼氏との失恋が、なこさんの変身のきっかけになったわけですが、今改めて彼に言いたいことはありますか?


なこ うーん……、今はもう連絡も取ってないんですけど、彼がいなかったら私、ここまで変われなかったので……。きっかけをくれて本当に感謝ですね。


──私なら「それ見たことか!」と言ってしまいそう(笑)。痩せて変わったというより、努力が実を結んだことが自信につながったんですね。


なこ 本当にそうですね。見た目が変わったから自信になったというよりは、努力の過程で自信を持つことができた感じがします。


(市岡 ひかり)

文春オンライン

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