ゴールデンウィーク初日は西日本で滝のような雨の恐れ 日曜の午前は全国で雨風強まる

2023年4月27日(木)8時25分 tenki.jp

ゴールデンウィーク初日の29日(土)は低気圧や前線の影響で、九州から東海、北陸は広く雨が降り、局地的に雷を伴って滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。30日(日)は午前中を中心に広く雨や風が強まり、荒れた天気になりそうです。

29日(土)は西日本で非常に激しい雨の恐れ

29日(土)昭和の日は、西から前線を伴った低気圧が近づき、夜には発達しながら日本海西部に進むでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本では大気の状態が不安定になりそうです。
九州は午前中から、中国、四国、近畿、東海、北陸は午後は次第に雨が降るでしょう。九州から近畿では雷を伴って非常に激しい雨の降る所がありそうです。大雨に注意が必要です。関東から北海道も夜は雨雲のかかる所があるでしょう。
南風が吹いて最高気温は平年より高い所が多くなりそうです。九州から関東、北陸では25℃くらいまで上がる所もあるでしょう。東北は22℃前後、北海道は17℃くらいとなりそうです。

30日(日)は広く雨風が強まる

30日(日)は低気圧が日本海を北東へ進み、低気圧から延びる前線が日本列島を通過するでしょう。
九州から北海道にかけて荒れた天気となる恐れがあります。午前中が荒天のピークで活発な雨雲がかかり、広く雨脚が強まるでしょう。九州から東海を中心に雨量が多くなる恐れがあります。また、沿岸部を中心に風が強まり、横殴りの雨になる所もあるでしょう。日中は日本海側から次第に雨はやむ予想ですが、風の強い状態は続きそうです。
最高気温は九州から東海は20℃くらいでしょう。関東は25℃近くまで上がる所もありそうです。北陸や東北、北海道の日本海側は18℃ほど、北海道の太平洋側は12℃くらいでしょう。
ゴールデンウィーク前半は広く荒れた天気となる恐れがあります。ピーク時間帯は変わる可能性もありますので、最新の気象情報を確認し、屋外のレジャーなどは無理のないようになさってください。

非常に激しい雨とは?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

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