記念撮影は1時間待ち、グッズは売り切れ続出…発表当初は酷評の嵐だった“ミャクミャク”が大フィーバーの訳
2025年4月30日(水)6時0分 女性自身
4月28日、万博協会が大阪・関西万博の4月27日の一般来場者数は約8万1000人だと発表した。4月13日の開幕から15日間での一般来場者数の合計は約120万人にのぼるという。
開幕前には世間の関心度の低さや建設費の高騰が問題視されていたが、集客は順調のようだ。
この万博人気に呼応してか、`22年7月の発表当時は“気持ち悪い”などの声が上がっていた大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクの評判が変わってきているという。
本誌が万博会場を尋ねると、入り口である東ゲート・西ゲートにそれぞれ設置されたミャクミャクの巨大像は、順番待ちの行列ができていた。会場内にも、ミャクミャクグッズを手に持ったり、身に着けたりしている人が多くいた。
「会場でミャクミャクのお面を買い、頭に斜めに被っているオシャレな人がいました。頭につけてミャクミャクに扮することができる“ミャクミャク なりきりクッションリング”を着けている人も。
会場にはミャクミャクに会って記念撮影ができる“ミャクミャク ハウス”がありましたが、1時間待ちでしたね。
オフィシャルストアでも、ミャクミャク関連グッズの売り切れが続出していました」(万博に訪れていた人)
大阪のお土産店でも異変が起きているようだ。大阪の心斎橋商店街にあるなにわ名物いちびり庵 えびすばし本店のスタッフに大阪キャラクターの人気ランキングを尋ねた。
「もともとミャクミャクはまったく人気がなかったので、店の奥の方に陳列していました。3月に入って、開幕も近づいてきたので、少し前の方に並べ変えたところ、少しずつ売れ始めましたね。
開幕直前に表から2列目の場所に陳列を変更すると、4月の売上合計でくいだおれ太郎を抜いてトップに。
さすがにくいだおれ太郎は道頓堀の顔なので、いきなりお店の“一等地”から外せませんが、このままミャクミャクがトップを独走すると、ミャクミャクと入れ替えることになるかもしれません。
ただこれほどまでの人気ですので、品切れを心配しています。既に入荷が遅れるという連絡が来ている商品もありますので」
いったいなぜ、ミャクミャク人気が爆発しているのだろうか。
ミャクミャクのお面を頭に被り、リュックにも3つのミャクミャク関連グッズを着けて会場を歩いていた女性に、ハマった理由を聞いた。
「開幕前にたまたま関空でイベントをやっていて、“実物”のミャクミャクを見ました。ポスターなどで見た絵とは全然違って、ミャクミャクの着ぐるみがすごく可愛かったです。絵だと不気味なのですが、ホンモノは、丸くぽっちゃりしていて、動きもお茶目。実物をみた瞬間ミャクミャクの印象が180度変わりました」
立体化したミャクミャクを見て好きになった人はほかにも。ゲート前の巨大なミャクミャク像と記念撮影していた女性はこう語る。
「初めて立体のミャクミャクをみて、目が付いた赤いしっぽがあることを知りました。このしっぽがかわいくて。もうミャクミャクのしっぽに惚れてしまいまいした(笑) 」
開幕すると一躍大人気となったミャクミャク。その可愛さは、万博会場に行けばわかるのかも!?