4月の日本の平均気温 2か月連続で基準値より高い 昨年ほどの高温にはならず

2025年5月1日(木)9時30分 ウェザーニュース

2025/05/01 09:05 ウェザーニュース

4月の日本の平均気温は3月に続いて基準値よりも高くなりました。4月はじめに寒の戻りがあったものの、中旬以降の気温の上昇が大きく影響したとみられます。

ここ数年に比べると基準値に近い

都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による、4月の日本の平均気温偏差は+0.77℃(速報値)でした。4月として過去最高だった昨年2024年(+2.76℃)ほどの高温ではなく、基準値との差が1℃未満になるのは、2021年以来4年ぶりです。
▼4月の平均気温平年偏差
 2025年 +0.77℃
 2024年 +2.76℃
 2023年 +1.46℃
 2022年 +1.33℃
 2021年 +0.49℃
※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

寒の戻りでスタートも4月後半は真夏日続出

4月は寒の戻りでスタートしました。3月終わり頃から流れ込んだ季節外れの強い寒気の影響で4月はじめは全国的に気温が低く、関東の山沿いで雪が降るほどでした。
その後も西日本を中心に気温の下がるタイミングがありましたが、4月後半になると非常に暖かな空気が流れ込んで気温が大きく上昇。18日から19日にかけては西日本や東日本の一部で最高気温が30℃以上の真夏日を観測しています。
4月全体を見ると寒暖の差が大きく、後半の高温によって基準値を上回りました。

11年連続で暖かな春になる見通し

5月も平年並みか平年より高めで推移する予想で、気象の世界で「春」と定義される3月〜5月の気温は基準値よりも高くなる見通しです。
春の気温は2015年以降、基準値よりも高い年が続いていて、今年で11年連続となることが濃厚とみられます。

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