富士山に雪形の農鳥(のうとり) GW中の青空に映える

2023年5月2日(火)9時45分 ウェザーニュース

2023/05/02 09:38 ウェザーニュース

今日2日(火)は移動性の高気圧に覆われて、ほぼ全国的に晴天が広がっています。山梨県からはスッキリと晴れた青空を背景に、雄大な富士山が撮影されました。
雪解けが進んで、富士山の山肌には「農鳥(のうとり」の姿も見られます。

山肌に現れる農作業開始の目安

「農鳥(のうとり)」とは4月後半〜5月中旬頃に、富士山の7〜8合目あたりに現れる鳥の形をした残雪のことをいいます。昔から、この農鳥が見られる時期を農作業を開始する目安ともされていたようです。今では昔よりも農作業開始のタイミングが早まって、農鳥が出現する頃は田植えが行われるタイミングと重なることが多いことです。
山梨県の富士吉田市は昨日1日(月)に「農鳥」の出現を発表しました。これは昨年より2日遅い出現になり、過去10年でみると5月10日が平年なので、例年よりはやや早めの出現とのことです。今年は例年に比べて雪が少なく、気温の高い日がたびたびあったことが影響しているとみられます。

4日頃までは晴天続く 農鳥見られそう

今日の山梨県は雨の心配も少なく、穏やかな五月晴れが続きます。甲府市の予想最高気温は23℃で過ごしやすい体感になりそうです。日が暮れるとヒンヤリとするので服装で上手に調節してください。
GW期間中は明後日4日(木)頃までは晴天が続き、富士山の周辺からは農鳥の姿を見ることができそうです。富士山周辺へお出かけなどで行かれる方は、山肌に残る雪形にも注目してみてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

参考資料など

富士吉田市 報道発表資料 https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/div/teian/pdf/kisya2023/kisya20230501.pdf

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