明日の北海道オホーツク海側は体感一変 一気に夏の体感に
2023年5月2日(火)15時30分 ウェザーニュース
2023/05/02 15:27 ウェザーニュース
明日3日(水)は北日本の上空の寒気が退いて、暖かい空気が流れ込みます。フェーン現象の影響も加わって北海道の道東オホーツク海側では、気温が今日に比べて大幅に上昇します。体感が一変するので体調管理に注意が必要です。
明日は今日より15℃近く気温上昇
今日5月2日(火)は北海道の上空1500m付近で0℃前後という寒気に覆われています。明日3日(水)憲法記念日は上空の空気が入れ替わり、この寒気は東の海上が退いて、西から+9〜12℃という暖かい空気が流入する見込みです。
また、中国大陸にある低気圧と日本列島を覆う移動性高気圧の気圧差が大きくなり、北海道付近では西寄りの風が強まります。この風が山を越えて吹き下ろす道東のオホーツク海側ではフェーン現象の影響で気温が上昇する予想です。
今日の網走の最高気温は8.6℃(15時10分観測)と4月上旬〜中旬並みと平年よりも低くなっています。一方で明日は、上空の暖かい空気と日差し、フェーン現象の影響で気温が上昇し、予想最高気温は23℃と7月下旬並みの暑さになる見込みです。今日に比べて15℃近くも気温が上がり、体感が急激に変化します。体調を崩さないようにご注意ください。
GW終盤は再び寒く
季節外れの暖かさは明後日4日(木)まで続く予想です。その後は前線が通過して雨が降り、前線通過後はまた上空には寒気が流れ込みます。
5日(金)以降は最高気温が10℃前後となり、寒さが戻る見込みです。体感の変化が非常に大きくなる一週間です。旅行などで北海道に足を運ぶ場合は、気温にも注意して準備をするようにしてください。