西日本を中心に環水平アークが出現 長く伸びる虹色の帯

2023年5月3日(水)11時51分 ウェザーニュース

2023/05/03 11:45 ウェザーニュース

今日3日(水)は全国的によく晴れています。
昼前になって、西日本を中心に虹色のラインが目撃されています。これは「環水平アーク」と呼ばれる現象です。

環水平アークは昼前後に見えやすい

「環水平アーク」は上空の薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで現れる光学現象のひとつで、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。
水平に長く伸びる虹の帯となることから環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後のときに最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
今日は高気圧に覆われていて、この後も薄い雲の広がることはあるものの、天気が大きく崩れることはないとみています。環水平アークのほかにもハロなどの光学現象が見られる可能性があるため、空を見上げてみるのも良さそうです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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