Uターンラッシュは大雨に警戒 大きな地震があった北陸も激しい雨 連休明けまで影響

2023年5月5日(金)18時22分 tenki.jp

連休終盤、Uターンラッシュは大雨に警戒が必要です。あす6日(土)は、広い範囲で雨となり、九州などでは1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、石川県など北陸も1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る見込みです。大きな地震があった石川県珠洲市などでは、地盤が緩くなっているため、少しの雨でも土砂災害などに警戒。西日本・東日本では、連休明け8日(月)にかけて雨が続き、大雨に警戒が必要です。

6日(土) 警報級の大雨のおそれ

あす6日(土)は、広い範囲で雨となるでしょう。低気圧が北日本を通過し、前線が本州付近を南下する見込みです。南から梅雨末期のような暖かく湿った空気が流れこむため、九州や北陸、東北などで雨雲が発達する見込みです。雨雲が予想よりも発達する場合は、警報級の大雨の可能性があるため、警戒が必要です。
九州は一日を通して雨で、1時間に50ミリ以上、非常に激しい雨が降るおそれがあります。中国・四国や北陸は昼前から雨で、雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。東北は日本海側を中心に日中いっぱい雨で、秋田県などでは、あす6日夕方までに予想される雨量は多い所で100ミリと、5月ひと月分の5割〜8割程度の雨が、たった一日でザッと降るおそれがあります。
午後は近畿や東海なども雨で、岐阜県や長野県などでは1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。沿岸部を中心に、強風や高波にも注意が必要です。
関東は一番天気の崩れが遅いですが、夜遅くなるとパラパラ雨の降り出す所があるでしょう。

6日(土)夕方〜夜 石川県珠洲市など激しい雨のおそれ

きょう5日(金:こどもの日)、大きな地震があった石川県珠洲市ですが、5日夜は弱い雨が降ったりやんだりとなるでしょう。
6日(土)は、昼前から次第に雨脚が強まり、夕方からは1時間に30ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。地震で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害などに注意が必要です。
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。また、この地域では、2年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、気象庁は注意を呼び掛けています。

大雨長引く 連休明け8日(月)にかけて影響

九州〜東北にかけては、連休明け8日(月)にかけて雨が続くでしょう。九州〜関東の太平洋側を中心に、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
ゴールデンウィーク終盤は、雨や風が強まり、ふるさとや行楽地からのUターンの足に影響を及ぼす恐れがあります。1時間に30ミリ以上の激しい雨が降ると、道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。事故に遭わないためにも、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認し、時間に余裕をもって移動するようにしてください。

非常に激しい雨って どんな雨?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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