太陽のまわりに虹色の環「ハロ」が出現中

2019年5月5日(日)13時20分 ウェザーニュース


2019/05/05 13:25 ウェザーニュース

きょう5月5日のこどもの日は、ほぼ全国的に晴天が広がっています。
西日本や東日本では上空に薄雲がかかり、太陽のまわりに大きな虹色の環「ハロ」が見られています。

こいのぼりとの共演も

「ハロ」は大気光学現象の一種で、「暈(かさ)」や「日暈(ひがさ)」とも呼ばれます。
上空の薄雲を構成する氷の粒の中を太陽光が通過するときに屈折し、曲げられた光が一部で強く見えたり、光の波長の違いによって屈折率が違うために色が分かれて見えたりしています。
大気光学現象の中でもハロは通年見ることが可能な、比較的ポピュラーな現象です。

ハロで今後の天気がわかることも

上空の薄雲は、温暖前線による雨域と晴天域の間でよく見られるため、ハロが見えた後に空が白くなってくると天気が下り坂に向かう兆候だといわれます。早ければ半日ほどで雨が降り出すこともあります。
一方、梅雨の時期のように停滞前線による雨域と晴天域の間では、一日中薄雲がかかり続けてハロが見えるような日もあり、この場合は天気が下り坂と言えないこともあります。上空の気圧の谷やジェット気流の影響で薄雲によるハロが見られることもあります。
今日の場合も、すぐに雨域が近づいてくる天気分布ではなく、午後も広い範囲で穏やかな晴天が続きます。
ただ、明日は大気の状態が不安定となる事や寒冷前線の接近により、雨が降るところがありますので、連休最終日も天気を確認しながら予定を立ててみてはいかがでしょうか。


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