"平成の黒い霧解散"の可能性は 国民民主党の参戦で、熾烈な争いに?

5月7日(月)16時32分 AbemaTIMES

 森友、加計、日報、セクハラの四重苦で青息吐息の安倍政権。先月のANNの世論調査では支持率は29%と、ついに"危険水域"と言われる2割台まで落ち込んだ。


 野党6党の審議拒否で、国会は空転が続き、安倍総理は「解散総選挙については私の頭の中にはまったくない。これははっきりと申し上げておきたい」(先月26日の参議院予算委員会)と否定しているが、永田町には解散風が吹き始めているようだ。自民党の森山裕国対委員長は「内閣不信任案が出されれば解散も一つの内閣の選択肢なのだろう」と示唆、安倍総理と面会した新党大地の鈴木宗男氏は「国民の理解を得るためには、あらゆる選択肢を考えて対応すると話した」と明かした。


 そこで取り沙汰されているのが、安倍総理の大叔父・佐藤栄作総理が政界汚職などで窮地に追い込まれ打って出た解散総選挙で安定多数を確保、長期政権への足がかりにしたことを踏まえた平成の"黒い霧解散"だ。安倍総理もジリ貧になる前に解散総選挙でモリカケ問題などの禊をすませ、総裁3選を果たし、悲願の憲法改正を実現するという見立てだ。


 「早くて6月3日で、遅くて7月8日ぐらいの投開票。国会会期を延長してとかは無駄。まず解散する。信任を問う。(わずか半年での解散になるが)何ら問題はない。国会がスムーズにいかなければやらざるを得ない」と話すのは、飯島勲内閣官房参与。勝つ可能性についても「私は自民党の議席数は微減だと思う。国会の過半数以上は十分取れるし、国民の信任を得たとなる」との見方を示す。


 電撃解散という"ウルトラC"を警戒する野党に対し、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は「解散は本来なら野党にとって政権を倒すチャンスなのに、解散を恐れおののく野党という、すごく奇妙な状況だ」とコメントしている。


■国民民主党「受けて立つ」

 仮に解散が行われれば、昨年10月から短い期間での再びの総選挙となる。与党が有利な時を選んで行う解散には、大義がないとの意見もある。このことについて、5日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した政治ジャーナリストの安積明子氏は「解散がおかしいということは国民に信を問うこと自体がおかしいということになってしまう。国民に信を問うことが短期的に2回あってもおかしくない」と話す。


 自民党の平沢勝栄衆議院議員は「解散が政府・与党に有利だと思ったら大間違いだ。むしろ野党にとってはチャンスが来たということで有利だ。だから私たちは2009年に政権を失った時、早く解散してくれとずっと言ってきた。大義がある解散なのかどうかも含め、国民が判断して投票する」と主張。


 その上で「2009年に自民党が選挙に負けた理由は2つあったと思っている。1つは自民党に驕りと慢心があった。これは決定的だ。もう1つは、政府の予算には無駄がいっぱいあって、無駄を省けば16.8兆円出てくると。これでみんな高校までタダにしてあげるとか年金7万円をみんなに配るとか、色々なことを野党が言った。国民の皆さんからすれば無駄を省いてこれが出てくるならそっちの方がいいと思うに決まっている。しかし実際に政権を握ってみたらそんなことはできなかった。今回はその反省に立って現実的な政策を打ち出してくると思うので、今度政権をとったらこの間みたいに政権をすぐに私たちが取り戻すなんてことはできないと思う。これは熾烈な戦いになると思う」と気を引き締めた。

 希望の党と合流、7日に「国民民主党」を旗揚げする民進党の大塚耕平代表は「こういう状況だからこそ、態勢を立て直す必要に迫られている。先々、野党が大きく連携していく過渡期なので、色々なことが起きると思うが、通らざるを得ない道だと思う。与党対野党という選挙に持ち込まなければいけない中、野党があまりにバラバラだと勝負にならないので、野党が大きく連携する必要があるが、去年の総選挙でいびつな結果になってしまった。また新たな野党の連携に向けて紆余曲折を経る局面だ」と話す。そして「選挙は何があるか分からないという面があるので、野党としてはチャンスだと考えなければならないし、受けて立つと表明している。堂々と選挙を行って、我々の考え方を理解して頂けるように努力する」と訴えた。(AbemaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)


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