西日本の沿岸で風強まる予想 福岡市など暴風警報が発表されている所も
2025年5月9日(金)10時35分 ウェザーニュース

2025/05/09 10:33 ウェザーニュース
今日9日(金)は西日本を中心に風が強くなります。沿岸部では暴風となるおそれもあり、暴風警報が発表中です。飛ばされやすい物は屋内へ仕舞い、傘や車のハンドルはしっかりと持つようにしてください。
低気圧と高気圧の気圧差が大きい
黄海にある低気圧が発達しながら朝鮮半島に進んでいます。一方、日本の東の海上には勢力の強い高気圧があり、二つの間にあたる西日本を中心に気圧差が大きくなって南寄りの風が強まっている状況です。

西日本の沿岸部では平均風速が10m/sを超えている所があって、今朝は長崎県雲仙市雲仙岳で最大瞬間風速21.0m/sを観測しました。
午後にかけては低気圧の東進に伴って風の強い地域が東に拡大し、特に九州北部沿岸や山陰、豊後水道などの海峡部では平均で15〜20m/s、瞬間的には30m/s以上の暴風となるおそれがあります。山口県・福岡県・佐賀県・長崎県の一部には暴風警報が発表中です。飛来物などに注意・警戒が必要です。
雨は横殴りとなって荒れた天気になります。車などの運転は十分に注意し、危険だと感じる場合は無理な移動は控えるようにしてください。交通機関にも影響が出ることが考えられますので、気象情報に加えて、鉄道の運行情報や道路情報も確認したほうが良さそうです。