関東でハロやアークが現れる 薄雲が創り出す様々な光学現象

2022年5月11日(水)9時0分 ウェザーニュース

2022/05/11 08:48 ウェザーニュース

今日11日(水)の関東は朝から日差しが届いています。空の高い所に薄い雲が広がっていて、様々な光学現象を創り出しました。

鮮やかな虹色のタンジェントアークも

関東では昇ってきた朝日の周りに虹色のリングが見られています。ハロや日暈(ひがさ)とも呼ばる現象で、上空の高い所に太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて、光の強い部分が環状に現れる現象です。
また、ハロの上下には虹色が鮮やかになっている部分があり、ハロと同時にタンジェントアークも現れているとみられます。

午後にかけても見られるチャンスあり

様々な光学現象

上空の薄雲を構成する氷の粒の形状や並び方によって、様々な光学現象が現れます。ハロやタンジェントアークは比較的見えやすく、初夏から夏の時期にかけての昼頃には環水平アークが見られることもあります。
今日の関東は気圧の谷の通過に伴い、昼前後は雲が厚みを増す予想です。ただ、大きく天気が崩れることはなく午後は再び雲が少なくなってきます。太陽が見えるくらいの薄雲が広がっている時は、光学現象が現れやすいので、空の様子に注目してみてください。
※太陽を肉眼で見ると失明などのおそれがあり危険です。直接太陽光を目に入れないよう注意してください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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