美肌効果が抜群! ルッコラは油と一緒に食べると栄養の吸収率UP

2021年5月12日(水)5時0分 ウェザーニュース

2021/05/12 05:00 ウェザーニュース

5月も中旬に差しかかり、紫外線によるお肌のケアにも気を遣う季節になってきました。これから本格的な旬を迎えるルッコラを積極的に摂ると、紫外線による肌のダメージをケアするのに役立つそうです。詳しい話を管理栄養士の柴田聡美さんに伺いました。

お肌にうれしい栄養素がたっぷり

ルッコラは、独特のゴマのような香りとほのかな苦みや辛味のある、ハーブにも分類される野菜です。
「サラダやピザのトッピングなどに使われますが、日本で広く普及したのは1990年代とされ、歴史はそれほど古くないため、まだそれほどなじみがないかもしれません。
ルッコラにはお肌にうれしい栄養素や風邪や血栓の予防に効果のあるとされる栄養素がたくさん含まれています。特に女性にはうれしいカルシウムやカリウム、ビタミンC・E、β-カロテン、鉄などが豊富です。ホウレン草と比べるとビタミンCは約2倍、カルシウムは約3倍も多く含まれています。ビタミンCといえばレモン、と思い浮かべるかもしれませんが、ルッコラはレモン果汁よりビタミンCが多いのです。
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える働きがあり、紫外線攻撃を受けた肌のケアに役立ちます。強い抗酸化力を持つβ-カロテンにも、紫外線によって体に生じた活性酸素を除去してシミやシワができるのを抑える働きが期待できるのです」(柴田さん)
では、どのように食べると、効果的に栄養を摂取できるのでしょうか。

調理法で無駄ない栄養摂取を

「まず下処理ですが、ルッコラに含まれるビタミンCやカリウムなどは水溶性なので、必ず切る前に水洗いします。切ってから水洗いすると、切り口からこれらの栄養素が流れ出てしまうからです。クセがあるからといって長時間水にさらす方もいますが、それは同様の理由でNGです。
次に調理法ですが、ルッコラに含まれるビタミンCは加熱に弱いので、ビタミンCを無駄なく摂りたいなら生のまま食べるのがベストです。
また、β-カロテンやビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。オリーブオイルなどを加えたドレッシングをかけたサラダや、さっと油で炒める調理法がおすすめです」(柴田さん)
ルッコラは、他の野菜、たとえばレタスや水菜と比べても糖質量が非常に低いのが特徴。糖質の摂りすぎを気にする方は、サラダにルッコラを使うと糖質を抑えることができると言います。
生野菜がおいしくなる季節、色も鮮やかで料理をおいしく見せるルッコラを積極的に摂り入れて、お肌のケアや健康に役立てましょう。

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