週間天気予報 週末以降は本州南岸に前線停滞 梅雨のような空に
2025年5月14日(水)5時50分 ウェザーニュース

2025/05/14 05:44 ウェザーニュース
【 この先のポイント 】
・広く25℃以上の夏日 週後半から蒸し暑い
・週末以降は前線停滞 各地で雨や曇り
・沖縄や奄美は梅雨入りが遅れる
週後半からは本州南岸に前線が停滞して曇りや雨のすっきりしない天気の日となります。気温は平年並かやや高めで、北海道でも夏日になる見込みです。
広く25℃以上の夏日 週後半から蒸し暑い
この先は、気温が平年並みから高めになる日が多い予想です。特に北海道では16日(金)頃にかけて最高気温が25℃前後の日が続く予想で、季節先取りの暑さとなります。
西日本や東日本では、この時期らしく25℃以上の夏日が多くなる予想です。日差しが届くと30℃前後まで気温が上がる可能性もあります。週後半以降はこれまでの空気の乾いたカラッとした暑さから、湿度の高い蒸し暑さへと変わっていきます。屋外での活動の際は熱中症に注意が必要です。
まだ暑さになれていない時期ですので、農作業やスポーツの際には水分補給をこまめに行い、脱水症や熱中症の予防を心がけてください。
週末以降は前線停滞 各地で雨や曇り

週間予想天気図
16日(金)頃から前線が北上し、九州南部では雨が降り出す予想です。そのあと来週前半にかけては本州の南岸付近に前線が停滞する傾向で、西日本や東日本では雨の降りやすい日が多くなります。梅雨の走りのような天気となりそうです。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、局地的に強い雨や大雨となる可能性もあります。ただ、前線の動向は不確実性が高く、前線の停滞する位置次第で天気傾向が大きく変わるため、最新の予報を随時ご確認ください。
北日本も週末は気圧の谷が通過する影響で、曇りや雨のすっきりしない空となります。
沖縄や奄美は梅雨入りが遅れる
太平洋高気圧が強まっているため前線は本州の南岸まで北上し、沖縄では週明けにかけて日差しの届く日が多くなる見込みです。
平年の梅雨入りの時期は、沖縄では5月10日頃、鹿児島県の奄美地方では5月12日頃となっているので、今年の梅雨入りは平年よりも遅くなりました。
本格的な雨のシーズンが始まる前に、洗濯や雨への備えなど、日差しの有効活用をすることをおすすめします。