週後半は梅雨前線の活動が活発化、大雨リスク高まる

2021年5月16日(日)18時0分 ウェザーニュース

2021/05/16 17:25 ウェザーニュース

今日16日(日)は近畿地方と東海地方が梅雨入りし、梅雨のエリアがだんだんと拡大しています。
週明け以降の天気も梅雨前線の動向に大きく左右されそうです。

明日は九州で雨雲が発達

明日17日(月)は梅雨前線が東に進みながら徐々に南下して本州を通過するため、九州から北海道の広範囲で雨が降ります。
前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で雨雲が発達し、九州の東シナ海側では大雨のおそれがあるため、道路冠水や河川・用水路の増水に注意が必要です。

週後半は梅雨前線が北上し活発化

18日(火)から19日(水)は梅雨前線が本州南岸に停滞し、西日本や東日本はスッキリしない空となります。
20日(木)以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が日本海付近まで再び北上する予想です。

梅雨末期型の大雨に

例年、梅雨の終わり頃になると、太平洋高気圧が勢力を増して梅雨前線が北に押し上げられます。押し上げられた前線に向かって、南西から暖かく湿った空気が流れ込むため梅雨前線の活動が活発になり、しばしば大雨をもたらすことがあります。梅雨末期型の大雨と言われるものです。
20日(木)から22日(土)頃までは、この梅雨末期型に近い気圧配置となるため、大雨のリスクが高まると予想しています。
まだ5月中旬で関東や北陸、東北地方は梅雨入りもしていませんが、強雨や大雨のおそれがあるため油断はできません。
現時点では前線や低気圧の位置が不確実で、いつどこで大雨が起こるか詳細な予想は難しい状況です。
週明け以降、予想に関する不確実性は徐々に低下する見込みなので、引き続きこまめに情報を確認しつつ、早めに対策を講じるようにしてください。

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