赤い食材を食べて カラダの中から紫外線対策

5月17日(金)5時50分 ウェザーニュース


2019/05/17 05:43 ウェザーニュース

「飲む日焼け止め」として、日焼けを防ぐサプリメントが話題になりましたが、紫外線の影響は体の内側からコントロールできるといわれています。
日焼け予防につながる食材を、管理栄養士の柴田聡美先生に伺いました。

朝に摂ってはいけない食材

「お肌にいいから」と朝食に果物を食べたりスムージーを飲んでいる方もいるのではないでしょうか。実は、その食材が日焼けを促進していることがあります。「ソラレン」という成分が紫外線の感受性を高め、日焼けやシミなどのリスクを高めてしまうのです。

ソラレンはオレンジなどのかんきつ類、セロリやパセリなどのセリ科の植物、イチジク、キュウリ、キウイ、春菊などに含まれます。
紫外線予防を考えると、朝はこれらの食材を避け、夜に摂った方が良いでしょう。
朝のスムージーは、ビタミンCを多く含む赤ピーマン、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどがオススメです。

赤い食材が日焼け予防になる理由

トマトやニンジンなど、赤い食材を摂ると紫外線ケアになるのです。というのは、赤や橙色の色素を作り出す栄養素の多くは、強い抗酸化作用があるため、肌の老化を防ぎ、日焼けやシミなどを防ぐ働きがあるからです。具体的にどのような食材があるのでしょうか。

【トマト】
トマトなどに多く含まれるリコピンには強い抗酸化作用に加え、血流を改善する効果があります。油と一緒に料理することで、リコピンがより吸収されやすくなります。

【スイカ、ピンクグレープフルーツ、グアバ】
これらはリコピンとともにビタミンCを豊富に含みます。ビタミンの中でもビタミンCは紫外線ケアに良い栄養の代表格です。非常に強い抗酸化作用があるうえ、メラニン色素の生成を抑制し、色素の色を薄くするため、多くの美白化粧品にも応用されているほどの効力を持ちます。

ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいので、生で食べるのがオススメです。ストレス時に多く消費されるので、イライラが溜まっている時は積極的に摂取しましょう。

ピンクグレープフルーツは、リコピンが入っている分、普通のグレープフルーツよりオススメですが、どちらにせよソラレンが含まれているため、朝の摂取は避けるようにしましょう。

【ニンジン、サツマイモ】
体内に入るとビタミンAになる橙色の色素にβ-カロテンがあります。「カロテン」はニンジンの英語名「carrot」が語源。それほど、ニンジンにはカロテンが多く含まれているのです。

ビタミンAには皮膚や粘膜のターンオーバー(新陳代謝)を正常に保ち、バリア力を保つ働きもあります。熱に強く、脂質と一緒に摂取すると吸収力が高まるため、油と一緒に調理するといいでしょう。

サツマイモもカロテンを多く含んでいます。ただし、ビタミンAの過剰摂取は頭痛など健康への悪影響を招くこともあるため、注意しましょう。

【イクラ、サケ、エビ、カニ】
これらに含まれるアスタキサンチンという赤い成分は、メラニン色素の合成を抑制する効果や、優れた抗酸化作用を持ちます。アスタキサンチンは数多くある抗酸化物質成分の中でも脳と目に働くので、紫外線によるダメージが原因と考えられる白内障などのトラブルを予防するとされています。

また、イクラに豊富に含まれているビタミンEも血行を良くし、肌の代謝を促すとされています。

【赤唐辛子】
赤唐辛子、ニンニク、タマネギ、ブロッコリーなどに含まれるL-システインはたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。新しい細胞への生まれ替わりも促進するので、すでにできてしまったシミ、くすみ、ニキビ跡に沈着した色素などの排出を促すといわれています。

さらに、抗アレルギー作用が蕁麻疹や湿疹などの症状を改善し、またアルコールを分解する酵素を助ける作用が二日酔いを軽減します。L-システインは皮膚の代謝や肝臓の解毒作用に関与し、ビタミンCと同時に摂ることで皮膚の色素沈着を抑え、メラニンを薄くすることも出来るといわれています。

ビタミンA・C・E(エース)の3種類のビタミンは、抗酸化作用が強く、これらの摂取が紫外線対策になります。単独で摂るよりも、組み合わせて摂ると相乗効果が期待できます。赤い食べ物で3つのビタミンをバランス良く含んでいる食材は、赤ピーマン、カボチャ、イチゴなどです。

飲み物ではハトムギ茶や緑茶がオススメ

飲み物では代謝を活発にして色素沈着を防止するハトムギ茶、シミの生成を防ぐカテキンやビタミンC、Eを豊富に含む緑茶がオススメです。

他にも紫外線予防になる食材はいろいろありますが、まずは赤いものを摂ることを意識してみませんか。


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