<名古屋漫画喫茶刺殺>「誰でもよかった」容疑者が供述

5月18日(金)13時36分 毎日新聞


 名古屋市中区錦3の漫画喫茶で男性が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された住所不詳、無職、稲田府見洋(ふみひろ)容疑者(22)が「誰でもいいから刺そうと思っていた。いらいらが限界にきてやった」と供述していることが、愛知県警中署への取材で判明した。稲田容疑者は近くのブースを利用していた男性を店内の通路で刺したとみられ、中署が詳しい経緯を調べている。


 中署は18日、男性は愛知県尾張旭市井田町3、会社員、大竹智之さん(35)と発表した。


 中署によると、稲田容疑者と大竹さんは面識がなく、それぞれ客として来店していた。漫画喫茶はビルの9〜11階にあり、現場の9階はダーツをするコーナーと約50の個室(ブース)がある。稲田容疑者は大竹さんがいたブースと一つおいた隣のブースを利用していた。


 稲田容疑者は中署の調べに「むかつくことがあり、(刺すのは)誰でもよかった」などと供述している。近くのブースにいた大竹さんを持っていた果物ナイフ(刃渡り約15センチ)で刺したという。


 稲田容疑者は17日午後8時20分ごろ、大竹さんを殺害しようと考え、持っていた果物ナイフで頭などを刺したとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。中署は容疑を殺人に切り替えて捜査している。


 大竹さんは頭や首、背中、胸など上半身を中心に多数回刺されたり切られたりし、搬送先の病院で死亡した。稲田容疑者は通報で駆けつけた捜査員に対し、持っていた果物ナイフで抵抗したが、取り押さえられた。【井口慎太郎、高井瞳】

毎日新聞

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