<袴田事件>特別抗告断念求め「袴田巌さんの壁」 静岡設置

5月18日(金)18時30分 毎日新聞

「袴田の壁」にメッセージを書いた後、支援者らを前に話をする袴田巌さん(中央)と秀子さん(左)=静岡市葵区で2018年5月18日午後3時0分、古川幸奈撮影

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 1966年に静岡市で起きた「袴田事件」で、死刑が確定し再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(82)の即時抗告審を巡り、弁護団の小川秀世弁護士らが再審開始を求める運動の一環として、同市葵区本通に「袴田巌さんの壁」を設置した。お披露目された18日は、袴田さんや姉秀子さん(85)も訪れた。


 袴田巌さんの壁は、高さ約2.4メートル、幅約5メートルで、自由の象徴とされるチェコ・プラハの観光名所「ジョン・レノンの壁」をイメージ。左端にはピースサインをした袴田さんのイラストが描かれ、メッセージを自由に書き込めるようにした。


 袴田さんが最初に「幸せの花」と記した。秀子さんはその下に「無実」と書き「無実だから無実と書いた。(高裁の決定に)期待している」と語った。


 東京高裁は来月11日に再審開始の可否を判断する。ただ再審開始を決定しても、検察が最高裁に特別抗告すれば審理は長期化する。壁は、近くに事務所がある上川陽子法相にアピールして特別抗告の断念を求める狙いがある。小川弁護士は「上川さんには検察の特別抗告をやめさせてほしい」と訴えた。【古川幸奈】

毎日新聞

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