水俣病「救済終わった」発言、チッソ社長が撤回

5月18日(金)16時10分 読売新聞

 水俣病の原因企業チッソの後藤舜吉社長が水俣病被害者救済法に基づく救済は終わったと発言した問題で、同社は18日、発言を撤回すると表明した。

 後藤社長は1日の水俣病犠牲者慰霊式後、同法に基づく子会社株の売却条件となっている「救済終了」について「異論はあるかもしれないが、私としては終わっている」と発言。六つの患者・被害者団体などでつくる「水俣病被害者・支援者連絡会」(熊本県水俣市)が、「救済を求める人たちへの冒涜ぼうとくだ」などとして、発言の撤回と社長辞任を求める要望書を提出していた。

 この日は、チッソ水俣本部の新井次郎事務部長が、回答を求めて同本部を訪れた連絡会メンバーに、「(水俣病被害者救済法が定める)一時金の支払いを誠実に実施し、一定の区切りがついたことを申し上げた。言葉足らずでこのような事態となったことを深く反省し、発言を撤回する。今後も補償の完遂に向け努力する」との社長の回答を代読。一方で、社長辞任には応じない考えを示した。

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