埼玉・三郷の小学生ひき逃げ、中国人容疑者「相手が大丈夫と言っていたので離れた」…事故前に飲酒か

2025年5月18日(日)21時11分 読売新聞

小学生の列に車が突っ込んだ現場付近を調べる警察官ら(14日、埼玉県三郷市で、読売ヘリから)=中村光一撮影

 埼玉県三郷市で車が小学生の列に突っ込みけがを負わせ、逃走したひき逃げ事件で、県警は18日、中国籍で同市、解体工の男(42)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。県警は男が事件前に飲酒していたとして、過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱容疑で調べている。

 発表によると、男は14日午後4時5分頃、乗用車を運転し、同市中央の市道で道路右側を歩いていた小学6年の男児4人(いずれも11歳)に衝突。右足甲の剥離はくり骨折などの重軽傷を負わせるなどしたが、飲酒の発覚を逃れるため、救護措置などを取らずに逃走した疑い。

 県警幹部によると、男は18日朝、女性に付き添われて吉川署に出頭した。調べに対し「ぶつかったことに間違いないが、相手が大丈夫と言っていたのでその場を離れた」などと容疑を一部否認しているという。

 さらに県警は18日、男が酒気を帯びた状態で運転していることを知りながら車に同乗したとして、中国籍で三郷市、会社員の男(25)を道路交通法違反(飲酒運転同乗)の疑いで逮捕した。

 県警によると、2人の容疑者は事件前、同市内の飲食店で飲酒していたという。

 県警は事件翌日、現場から南に約2キロ離れた同市内にある建設会社の寮で解体工の容疑者名義の車を発見、押収。同乗していた会社員の容疑者から任意で事情を聞いていた。

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