この先は蒸し暑い日が増える 熱中症に注意 沖縄は梅雨入り秒読みで雨のシーズンへ

2024年5月19日(日)5時46分 tenki.jp

今週は晴れ間の出る日が多いものの、蒸し暑くなるでしょう。これまで以上に熱中症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。沖縄では梅雨入り秒読みで雨のシーズンに入るでしょう。

1週目20日〜26日 暑さの質が変化 サラサラからムシムシへ

この先のポイントは「暑さ」と「雨」です。季節外れの暑さが続いていますが、蒸し暑さも加わるようになるでしょう。沖縄は今日明日といった具合で梅雨入り間近で、5月終盤には全国的にぐずついた天気となる見込みです。では詳しく見ていきましょう。
あす20日(月)は、前線を伴った低気圧が本州の南を進み、別の低気圧が日本海から北海道付近に接近する見込みです。そのため北海道から近畿にかけては雨が降りそうです。特に東海や関東では午前を中心に雨脚の強まる時間もあるでしょう。
あさって21日(火)から26日(日)にかけては、高気圧に緩やかに覆われて、晴れ間の出る所が多くなりそうです。ただ気圧の谷や湿った空気の影響を時々受けるでしょう。気温が上がる午後などは大気の状態も不安定になり、にわか雨に注意が必要です。また、23日(木)は、北海道を中心に雨に変わる可能性もありますので、最新の情報をチェックするようにしましょう。
平年より梅雨入りが遅れている、沖縄地方と奄美地方ですが、あす20日(月)夜以降に前線が北上し停滞するようになるでしょう。梅雨入りの発表は秒読みといった所で、梅雨入り早々に大雨の可能性もあります。きょう19日(日)の晴れ間を利用して、側溝や雨どいの清掃など雨のシーズンの備えをしておくとよさそうです。
最高気温は、21日(火)以降は東京から那覇にかけて、28℃前後の日が多く、24日(金)は名古屋で30℃の予想です。季節外れの暑さが続きますので、こまめな水分補給や適切に冷房を使用するなど熱中症対策はしっかりして、体調を崩さないようにしてください。また、暑さの質も変わってくるでしょう。これまでは湿度が比較的低くカラッとした暑さでしたが、この先は湿度が高めでムシムシした暑さに変わるでしょう。

2週目5月27日〜6月1日 梅雨の走りのような天気?

期間後半の天気を見てみると、全国的に傘マークが多くなっていることがわかります。
これは本州の南に前線が停滞すること、気圧の谷や湿った空気が流れ込むことが影響しそうです。雨や曇りスッキリしない天気が続き、九州から東北にかけては「梅雨の走り」とも言えます。梅雨前線が本州南岸付近に北上すると太平洋側の地域では発達した雨雲や雷雲がかかる恐れもあります。まだ少し先のことなので、前線の位置にはブレがありますが、雨への備えはしっかりしておいた方がよいでしょう。那覇は前線に近いため、スッキリしない空模様で、荒れた天気になることもありそうです。土砂災害など大雨による災害にご注意ください。
最高気温は、平年より高い日が多い予想です。東京から福岡にかけては、日差しが少ない日でも25℃以上の夏日となりそうです。少し晴れ間がある日などは30℃に迫るような暑さとなるでしょう。湿度も高く蒸し暑くなりそうです。室内では除湿器を使用し、風通しの良い服装を選ぶなど体調管理に努めてください。また食中毒の危険が高まる時期にもなりますので、食品の管理にもご注意ください。

熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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