台風2号に暴風域が出現 週後半は最大風速が50m/sに達する予想

2023年5月21日(日)17時30分 ウェザーニュース

2023/05/21 16:55 ウェザーニュース

5月21日(日)15時現在、台風2号(マーワー)はカロリン諸島を北北西に進んでいます。中心付近の最大風速が30m/sに達し、暴風域が出現しました。週中頃からは進路を次第に西寄りに変えて、発達を続ける見込みです。
▼台風2号 5月21日(日)15時現在
 中心位置   カロリン諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 10 km/h
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s

24日頃に非常に強い勢力でグアム島付近へ

24日(水)頃には非常に強い勢力となってグアム島を直撃するおそれがあります。グアムの気象当局は早期警戒情報を発表して、暴風雨や高潮に備えた避難の準備等を呼びかけています。
その後は西寄りに進路を変えてさらに発達し、週後半には中心付近の最大風速が50m/sに達して、非常に強い勢力となる予想です。
次の週末以降の進路は現時点では不確実で、高気圧の縁に沿って北西に移動したのち、西もしくは北東へ移動することが示唆されています。進路によっては沖縄など日本国内に影響を及ぼす可能性があります。現時点では予測の誤差がかなり大きいため、最新の台風情報をこまめにご確認ください。

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、グアム付近まで北上した後、西寄りに進路を変えてフィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点でははっきりしません。
日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。

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