大阪府警の「青バイ」、白バイと何が違う? 誕生から約20年、機動力生かし活躍中

5月23日(木)19時43分 J-CASTニュース

ひったくりを想定した訓練も(大阪府警のサイトから)

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大阪であった高校生のバイク事故報道で、「青バイ」という名前が使われ、「白バイとどう違うの?」とネット上で話題になっている。

その発足にはちょっとした由来がある。大阪府警に使用状況などを聞いてみた。



「ひったくり全国ワースト1」の汚名返上を期して誕生



バイク事故は、2019年5月22日深夜に起きた。新聞報道によると、府警の機動警ら隊に所属する「青バイ」2台が蛇行運転をしているバイクを大阪市内で見つけ、停止を求めた。


しかし、バイクはそのまま逃走したため2台で追跡したところ、信号無視などをしながら約1キロ先で民家の玄関に突っ込んだ。民家の人にケガはなかったが、バイクに乗っていた高校生の男女2人が死傷した。府警では、「追跡行為は適正」だとマスコミ取材にコメントしている。


この事故が23日に新聞報道されると、ツイッター上では、その中に出てくる「青バイ」という名前に注目が集まった。


聞き慣れない言葉のようで、「青バイって初めて聞いた!」「青バイって、白バイとは違うん?」といった感想が次々に出ている。ヤフーのリアルタイム検索で話題のキーワードランキングで一時、トップ10にも入った。


青バイは、やはり白バイとは違い、その誕生には訳がある。


過去の新聞報道によると、大阪では、ひったくり事件の発生が20年以上、全国でワースト1の状態だった。そこで、府警は1997年、その汚名を返上しようと、ひったくり犯を中心に取り締まるバイク部隊「大阪スカイブルー隊」を発足させた。そのバイクが「青バイ」で、ボディが青いことから名付けられた。


従来の白バイよりも小さい250㏄の中型バイクを主に使用し、小回りが利くため路地裏などでも機動力を発揮する。府警の青バイはその後、ひったくり少年団の摘発などで活躍した。



防犯カメラの普及もあり、「総合力でひったくりが減った」



大阪府警の地域部では5月23日、青バイについて、J-CASTニュースの取材に次のように説明した。


「白バイは、主に交通指導や取り締まりに従事しており、対して、青バイは、街頭犯罪の警戒や検挙の活動に従事しています。しかし、交通違反者がいれば対応しますし、道案内をすることだってあります。青バイは、機動力がありますので、ひったくり犯などを現行犯逮捕したケースはこれまでにたくさん出ています」

大阪でのひったくり事件発生は、2010年には、35年ぶりに全国ワースト1を脱出した。その件数も、ピークだった2000年の約5分の1にまで激減したという。


ただ、件数減少は、防犯カメラの設置が進んだことが大きいと報じられている。また、報道によると、青バイでは細い路地に入れないケースもあることから、府警では、小型スクーターによる覆面バイクも導入している。


地域部では、「青バイは、現行犯逮捕に依然として有効であり、総合力でひったくりの発生件数が減ったのだと思います」と話している。



(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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