国民民主が参院選でファクトチェック検討…ネット上の投稿をAIで分析、2時間以内に反論

2025年5月25日(日)9時10分 読売新聞

 国民民主党が、夏の参院選で、人工知能(AI)を活用した「ファクトチェック」(情報の真偽検証)の実施を検討している。選挙期間中、同党に関係するインターネット上の偽・誤情報に速やかに対処する狙いがある。

 チェックする対象は、SNSなどネット上に投稿された党の政策や主張に関する情報だ。過去5年間にわたる党の政策集や国会質疑などを学習させたAIを活用し、情報の真偽や妥当性を分析する。誤りがあると判断すれば、2時間以内に党のホームページなどで反論することを目指す。反論の投稿などは議員や党職員らが行う。

 昨年の兵庫県知事選や名古屋市長選では、虚偽や真偽不明の情報が拡散し、投票行動に影響を与えたとみられている。国民民主は、SNSの積極的な活用により党勢を拡大してきた一方で、党に関する偽・誤情報がネット上に氾濫し、対応に苦慮してきたため、対抗手段が必要と判断した。

 同党の伊藤孝恵広報委員長は「選挙期間中の正しい情報は投票の礎となる。政党自身が主体的に検証していく必要がある」と指摘している。

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