成田空港の滑走路新設とB滑走路延伸、本格工事始まる…年間発着枠が首都圏100万回へ

2025年5月25日(日)19時39分 読売新聞

 成田空港(千葉県)で25日、3本目の滑走路の新設と、既存の滑走路の延伸に向けた本格工事が始まった。供用が開始される2029年3月には年間発着枠が30万回から50万回に拡大され、羽田空港と合わせて首都圏空港100万回が実現する。急増する航空需要の受け皿となり、旅客と貨物の中継地点である国際ハブ空港としての存在感を高める。

 成田では現在、A滑走路(4000メートル)とB滑走路(2500メートル)が運用されている。今回の事業でC滑走路(3500メートル)を新設し、B滑走路を1000メートル延伸する。空港敷地面積は約2倍の2297ヘクタールとなる。

 空港内の成田国際空港会社(NAA)でこの日、着工式典が行われ、田村明比古社長は「国・首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人の受け入れ拡大、空港周辺地域発展のために機能強化は喫緊の課題」と述べた。

 成田は1978年に開港。「第2の開港」ともいわれる今回の事業にあわせ、NAAは、3か所ある旅客ターミナルの「ワンターミナル」化や貨物地区の集約などを計画している。

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