「叔父さんがサメに襲われて死んだ」19歳でサメに脇腹を食いちぎられ…凄惨な“人食いザメ事件”被害者の親族女性が語ったこと
2025年5月26日(月)8時0分 文春オンライン
名古屋から“一番近い島”として知られる愛知県・日間賀島(ひまかじま)は、知る人ぞ知る「人食いザメ事件」の現場だった。
この周辺の海域で、1938年から1950年までのあいだに8件のサメによる襲撃があり、襲われた全員が死亡しているという。今も島に暮らし続ける被害者の親族に話を聞いた。

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19歳でサメに脇腹を食いちぎられ…
今年75歳になるというこすゑさんは、父親の弟がサメの襲撃に遭い命を落とした事故について、幼い頃に父親から聞かされていたという。こすゑさんの叔父である久野久芳さん(当時19歳)は、潜水漁中にサメに襲われた。
「それで叔父さんが潜っているときにサメに(脇腹あたりを指して)ここを噛まれたらしい。この横っ腹というものを。(噛まれたのが)足とかだったら助かってたかもしらん。けれど横っ腹だもんで、縛って血を止めることもできない。今でいう出血多量とかそういうような感じじゃなかったかね」
久芳さんの死は、家族に深い影を落とした。
「やっぱり、じいちゃんも兄弟がサメに食われてからめったく海に行かんようになったというのは聞いたことあるけどね。わしも、あまり海で遊ぶな、というようなことは親から言われとったもんでね。身内で集まると(久芳さんが襲われたとき)その場にいた人もいたし、医者に連れて行ってくれた人もいました。そういう人たちからも(事故の)話を聞いとったもんだ」
今回の取材を通して、事故の日付が特定された。1947年5月20日のことだった。久芳さんが相撲のまわしをつけた写真を撮ってから、間もない出来事だった。
1950年を最後に日間賀島ではサメによる襲撃は起きていない。だが、さらに調べるうちに、その周辺の海域で起きた「別の襲撃事件」のこともわかってきた。
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(「文春オンライン」編集部)
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