皆既月食2021 まもなく欠け始め 20時すぎから皆既食 次回は1年半後

2021年5月26日(水)18時30分 ウェザーニュース

2021/05/26 18:18 ウェザーニュース

今日26日(水)夜、日本全国で皆既月食が観測可能です。皆既月食は、満月が地球の影に完全に隠されて赤黒く見える天文現象です。
全国的に皆既月食が見られるエリアに入るのは、2018年1月31日以来で、約3年ぶりのこととなります。次に日本全国から皆既月食が見られるのは、1年半後の2022年11月8日です。
また、今日の満月は今年一番大きく見える満月で「スーパームーン」とも呼ばれます。

今回、月食の全行程を見られるエリア

欠け始めた状態で月が昇ってくる地域も

皆既食は全国で見ることができますが、北海道の道央や道北、道南、東北の日本海側、中部地方の西側のエリア、西日本では部分食が始まるタイミングでは、まだ月は空に昇ってきません。これらの地域では、月が欠けはじめている状態で昇ってくる「月出帯食」となります。
月の欠けはじめを最初から見られるのは、北海道の道東や東北太平洋側、関東、中部地方の東側と、日本でも一部の地域のみになります。

月食のタイムスケジュール

代表地点の月の出時刻と月食の時間

5月26日(水)、18時44.6分から月は欠け始めます。部分食が進む間に日本全国で月が昇り、20時09.4分から20時28.0分の約20分間は皆既月食となる予想です。皆既食の間は、普段とは違う赤銅色の幻想的なお月さまの姿を楽しむことができます。
その後は、だんだんと満月に向かって戻りはじめ、部分食の終了は21時52.8分の予想です。今回は部分食の開始から終了まで、3時間以上あります。

26日の月は今年最大の満月「スーパームーン」

2021年満月 最大と最小の距離と大きさの違い

また、皆既月食の起こる5月26日の満月は、2021年の中で地球に最も近い満月でもあります。地球に最も近い位置で起こる満月は、最も遠くで起こる満月と比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。なお、2021年で最も遠い満月は12月19日です。
最近では大きく見える満月に対して「スーパームーン」などの名称もよく聞くようになりました。今回の皆既月食は、より特別な「スーパームーン皆既月食」となります。

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