「英語はbe動詞から...。講義中はゲームで遊ぶ...」。学歴社会が見つめ直すべきFラン大学の実態

2025年5月27日(火)7時0分 ダイヤモンドオンライン

「英語はbe動詞から...。講義中はゲームで遊ぶ...」。学歴社会が見つめ直すべきFラン大学の実態

「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

Photo: Adobe Stock

大学で学ぶだけの学力があるか

——今の時代は学生数に対して、大学の数がやや飽和状態です。そのことによって大学全入時代となりました。その代償として「Fラン大学」と呼ばれる大学も生まれてしまっていますが、びーやまさんはこのことについてどう思われますか?

びーやま氏(以下:びーやま):まず、大学の門戸が開かれたことはいいことだと思います。国公立大学、私立大学かかわらず、全国にさまざまな大学がありますから、経済的状況ややりたいことにあわせて学生が大学を選べるのは今の時代の大きなメリットです。

 ただ、Fラン大学への進学はできる限り避けてほしいと正直なところ思います。

 理由はいくつかありますが、一番の理由としては、特殊な資格などがその大学でしか取れないなどの事情がない限り、Fラン大学に進学する人は大学の学問を学べるレベルに学力が達していないからです。

——どういうことでしょうか。詳しく教えてください。

びーやま:まず、勘違いしてほしくないのは「Fランク」というのは漠然とした概念ではなく、「BF(ボーダーフリー)」と呼ばれる、偏差値がない大学のことを指します。当然ですが、定員割れしている大学もそうです。

 そのため、どんなに低かろうが偏差値があり、定員を満たせている大学は厳密に言えばFラン大学ではありません。

 このことを前提に、やはり大学というのはある程度勉強して入るものだと僕は思っています。最高学府と呼ばれる場所な訳ですから、そこには「勉強をする場所」というニュアンスが含まれています。

 近年は、「就職のために行くところ」といった側面も大きいですが、だからといって「勉強しなくてもいい」とはならないんじゃないかと思っています。


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