与那国島南方に設置されていたブイ、中国側が撤去…日本のEEZ内から「無断ブイ」すべてなくなる

2025年5月29日(木)10時42分 読売新聞

 中国が沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)内に無断で設置していた大型浮標(ブイ)を撤去したことがわかった。日本政府は、昨年12月の設置直後から中国政府に即時撤去を要求していた。

 日本政府関係者によると、海上保安庁が中国側による撤去作業を確認。28日午後8時に「台湾東、灯付黄色浮標不存在」とする航行警報を発出し、これまでの警報の削除を公表した。ブイの表面には「中国気象局」などと書かれ、中国外務省は「気象観測用のもので合法だ」と主張して撤去に応じていなかった。

 中国は今年2月、沖縄県・尖閣諸島沖の日本のEEZ内に2023年7月に設置したブイも中国側に移設した。今回の撤去により、日本のEEZ内に中国が無断で設置していたブイはすべてなくなった。

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