「日大の闇」田中英壽理事長が内田正人をNo.2にした経緯

6月1日(金)19時30分 まいじつ


vector_sign / Shutterstock



日本大学アメリカンフットボール部の悪質な反則タックルにまつわる問題で、関東学生アメリカンフットボール連盟が内田正人前監督と井上奨前コーチを除名処分とした。しかし、これで一件落着かといえば、そうではない。内田氏は日大の常務理事に留まるとしており、内田氏のバックにいる同大学の田中英壽理事長に矛先が向かうのは確実とみられている。


【関連】日大アメフト内田正人前監督「強気会見」の後ろ盾 ほか


「理事長職は“学校法人日本大学”の経営トップであり、田中氏を理事長にした大学の経営構造にも疑惑の目が向けられている」


日大の組織の闇を取材してきたジャーナリストが、その“深層”を語った。


「内田は田中理事長の側近であり、内田も井上も“勝手に謝ることができない”のだろう。田中体制は業者とのリベート問題や広域暴力団組長とのツーショット写真流出など、この数年間はスキャンダルまみれだった。その田中の右腕として体制を支えてきたのが内田だ。また同様に、内田の2年後輩で『株式会社日本大学事業部』を仕切る井ノ口忠男が田中のプライベートの部分を支えてきた。内田が自分の指示だと謝れば、田中に責任が及ぶのを皆分かっている。田中が内田に対して『大丈夫だから突っぱねろ』と指示したという話もある。だから、内田は『責任は自分にある』と言いつつも、その責任の内容までは言えなかった。日大の広報部もまた田中の顔色をうかがっているから、記者会見のときのような理不尽な態度になる」



「自分と似た人間をナンバー2に就けた」


株式会社日本大学事業部は2010年に設立され、保険代理業、人材サービス、キャンパス整備、学生生活支援などを事業としているが、不明瞭な金銭の流れがあるという疑いで、2014年8月には東京国税局の係官が査察に入ったこともある。


「1960年代からずっと続く日大内部の闘争・紛争のなかで、裏金を作ったり、懐柔したり、そういう工作をしてきたのが田中だった。田中が歴代総長の裏方を務め、それによって自分が力をつけて理事長にまで登った。4期12年の長期政権を敷き、自分と似た人間をナンバー2に就けたということだ。内田が最も権力を持っているのは保健体育審議会の事務局長だが、審議会が体育会スポーツ部すべてを所管していて、事務局長が予算と人事権を握っている。学部長とは比べ物にはならない権力だ。そこと人事部を与えられているわけだから、まさに内田がナンバー2だと言える」(同・ジャーナリスト)


田中理事長は内田氏を次期理事長に据え、自分は名誉理事長として院政を敷こうともくろんでいるのではないかとの噂が飛び交っている。悪質タックル事件を巡って警察も捜査に動き出した。田中理事長はいつまで雲隠れするつもりなのか。



【画像】


vector_sign / Shutterstock



まいじつ

「田中英壽」をもっと詳しく

トピックス

BIGLOBE
トップへ