和歌山県と奈良県で線状降水帯発生 災害級の大雨で交通機関への影響大

2023年6月2日(金)14時9分 tenki.jp

和歌山県北部と奈良県南部に線状降水帯が発生しました。和歌山県の海南市や紀美野町には緊急安全確保の情報が発表されています。関西では梅雨前線の活動が活発になっており、これから今夜にかけてが大雨のピークとなります。災害級の大雨になるおそれがあり、道路や鉄道など交通機関に影響が出る可能性があります。きょう2日は早めに帰宅する方が安心です。あす3日も午前中にかけては交通機関への影響が残る可能性があります。最新の情報に注意するようにしてください。

今夜にかけて大雨のピーク 帰宅時間の道路や鉄道に影響が出る恐れ

きょう2日は、近畿地方に梅雨前線がのびて、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動がかなり活発になっています。きのう降り始めからの雨量は、大阪市や神戸市ですでに100ミリを超えており、多いところでは200ミリを超えている所もあります。これから今夜にかけてが大雨のピークで、アンダーパスが冠水したり、鉄道の運転見合わせなどで帰宅時間の交通機関に影響が出る恐れがあります。今夜にかけて災害級の大雨になる恐れがあり、道路や鉄道への影響はあす3日にかけても続く可能性がありますので、最新の情報に注意してください。

非常に激しい雨って どんな雨?

(気象庁では、雨の強さと降り方について、具体的なイメージで分かってもらえるよう、様々な表現をしています。)
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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