東京2020オリンピック聖火リレーイベントに行ってきた

6月3日(月)15時20分 おたくま経済新聞


 2020年3月26日に、福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジから、東京2020オリンピック聖火リレーがスタートしますが、5月31日に300日前となったことを記念し、東京2020組織委員会が6月1日にイベントを開催。女優の石原さとみさんや五輪柔道3連覇の野村忠宏さんなど、東京2020聖火リレー公式アンバサダーも登壇するとのことだったので取材に行ってきました。

 会場に受付の1時間前に到着した筆者でしたが、すでに他社の記者たちが……。筆者は10番目。さらにイベント開始2時間前にもかかわらず、すでにお客さんの列もできていて、東京五輪の注目度の高さが伺えました。

 東京2020組織委員会会長の森喜朗さんや東京都知事の小池百合子さんの挨拶の後、シンクロナイズドスイミングの日本代表選手としてオリンピックに出場し、現在は東京2020組織委員会の聖火リレー検討委員会委員を務めている武田美保さんが登壇し、東京2020オリンピック聖火リレーのルート概要が発表されました。ちなみに、武田さんはイベントがスタートする数分前から舞台袖の席に座り、ルート概要の資料を小さく声に出して読んでいる練習姿が印象的でした。







 日本全国47都道府県を回る東京2020オリンピック聖火リレーは、2020年3月26日に福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジをスタートした後、121日間をかけて857市区町村を巡ります。岩手県の「奇跡の一本松」や熊本県の熊本城、三重県の伊勢神宮や広島県の宮島、富士山などもルートに組み込まれ、日本各地の魅力はもちろん、復興に向けて歩みを進めている姿を国内外に発信します。

 その後、オリンピック聖火リレーのトーチを持った野村さんを先頭に、石原さんやお笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきおさん、富澤たけしさん)、射撃選手としてパラリンピックに出場した田口亜希さんなど、東京2020聖火リレー公式アンバサダーが登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。











 そして、司会から「野村さん、ユニフォームについての説明をお願いします。」と言われると、「はい、わかりました!」と大きな声で返事をした野村さんでしたが、顔がこわばり、サンドウィッチマンの伊達さんから「緊張してませんか?大丈夫ですか??」と聞かれると、「めちゃくちゃ緊張しています」と即答し、会場からクスクスと笑い声が聞こえました。



 野村さんは「一人一人の聖火ランナーによって紡がれた1本の希望の道が、聖火によって照らされ、オリンピック本番へ向かっていく様を、胸の中央にあしらった東京2020オリンピック聖火リレーエンブレムを起点に、大会ルックの市松模様を介して、背中のオリンピックシンボルに繋げることによって表現しています。斜めがけのデザインは、神事に起源をもち、日本で開催されるリレーで伝統的に使用される襷(たすき)をモチーフとし、日本らしさと同時に聖火リレーに対する敬意と大会成功への祈念を込めています」と説明。





 実際にユニフォームを着た伊達さんは「すごく着心地が良い。でも、すごく太っていると思われたのか、ちょっとゆるいです」と、会場の笑いを誘っていました。石原さんは「スポーツウェアって縦に線が入っていることがよく見受けられるんですけど、襷の斜めの線が全体的に足や腕の部分にもあしらわれていて、グラフィカルですごくおしゃれだなと思いました。あと、脚のすぼまりが体形をカバーしてくれて安心できる。それから首のV字になっている部分が、開き過ぎず、詰まりすぎず絶妙なラインで、すごい計算されたデザインになっている。また、カラーリングも背中が黄土色で大地の色になっていて大人っぽくなっている。トーチを持って走る後ろ姿もカッコイイと思いました」と、細かく丁寧に感想を語りました。

 それを聞いた伊達さんは「今日、渡されたばかりで、そんなに感想が出るって、すごい」と感心。石原さんの後に感想を求められた富澤さんは「もう全部言われちゃいました」と発言し、会場を笑わせていました。

 続いて、野村さんから聖火ランナーについての選定基準などが説明されました。「聖火ランナーの総数は約1万人を想定しています。では、どのような方が聖火ランナーに選ばれるのか。まずは、国籍、障がいの有無、性別、年齢のバランスに配慮しながら、幅広い分野から選定し、開かれたリレーにしていきたいと考えています。そして、地域で活動している人を中心に選定していきたいと考えています」と説明。さらに、「復興・不屈の精神(復興のために地域コミュニティ再生に貢献した人)、違いを認めあう包容力、祝祭による一体感(地域の伝統文化活動を縁の下で支えている人)。このようなマインドをお持ちの方々に聖火ランナーになっていただきたいと考えております」と話しました。



 野村さんは「伊達さん、いかがですか?」と質問すると、伊達さんは「すみません。ちょっと聞いてなかったんで、もう1回、最初から……」と言い、お客さんを笑わせていました。また、富澤さんが「応募するのに条件というか、僕でも応募できるんですか?」と聞くと、野村さんは「富澤さんは……」とダメな素振りを見せ、サンドウィッチマンに負けじと笑いを取っていました。



 さらに、「応募は、どこからできるんですか?」と富澤さんが聞くと、野村さんが「応募したいですか?」と答え、また会場の笑いを誘っていました。聖火ランナーの応募は、東京2020オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーである「日本コカ・コーラ株式会社」(6月17日〜8月31日)、「トヨタ自動車株式会社」(6月24日〜8月31日)、「日本生命保険相互会社」(6月24日〜8月31日)、「日本電信電話株式会社(NTT)」(6月24日〜8月31日)の4社と、「各都道府県実行委員会」から応募可能で、各応募先に1回ずつ、最大1人5回まで可能とのことです。

 一通り説明が終わると、東京2020聖火リレー公式アンバサダーの5人によるトークセッションが行われました。注目している競技について聞かれた石原さんは「パラリンピックって、田口さんに聞いて驚いたのが、応援の仕方が違うんですよね?」と、田口さんに尋ねました。すると、田口さんが「競技にもよるんですけど、ブラインドサッカーはボールの中に鈴のようなものが入っていて、その音を聴いて蹴ったりするので、応援が盛り上がると聴こえなくなってしまう。そのため、ゴールが入った時は応援していいけど、その後はシーンとしている。会場には『サイレント』と書かれた札を持っている人もいる」と、パラリンピックならではの応援方法を紹介しました。







 そして、公式アンバサダーに選ばれた時の気持ちを聞かれた伊達さんは「好感度が高くて良かった」と話して会場を笑わせると、石原さんが「公式アンバサダーに選ばれて、人生で初めて名刺を作ってもらった」と感激したエピソードを披露。さらに、初めて名刺交換した相手が伊達さんだったとコメントすると、また会場が笑いに包まれました。伊達さん曰く「携帯の番号は書いてなかった」とのこと。



 また、東京2020オリンピック聖火リレーのコンセプトである「希望の道を、つなごう。」にちなみ、東京五輪で希望することについて聞かれた野村さんは、「オリンピックに3回出場し、結果を残して特別なモノになった。その舞台でチャレンジする自分の後輩たちを精一杯応援して、最高の笑顔と感動を経験してほしい」と話しました。



 最後に石原さんは、公式アンバサダーに就任したことで、「全国のランナーに1人でも多く会って、そのランナーの気持ちを受けとって発信していきたい」と意気込みを語りました。さらに、東京2020聖火リレー公式アンバサダーのSNSアカウントが5月27日から開設されたが、まだアンバサダーから実際に更新されていないので、1回目の投稿に使う写真を撮ることに……。無事に写真を撮り終えた石原さんは「SNSも、ぜひチェックしてみてください」と会場のお客さんに伝え、他の公式アンバサダーと一緒にステージを後にしました。

取材協力:東京2020組織委員会

(取材・撮影:佐藤圭亮)

おたくま経済新聞

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