沖縄は梅雨の雨量が平年の2～3倍に 日照不足もしばらく続く
2022年6月4日（土）10時45分 ウェザーニュース
2022/06/04 10:38 ウェザーニュース
沖縄や奄美は梅雨入りしてからの雨量が多く、平年の3倍以上に達している所があります。この先もしばらくは梅雨前線の影響を受けやすく、日照不足も続く見込みです。
気象台は長雨と日照不足に関する気象情報を発表し、注意を呼びかけています。
平年の3倍以上の所も
沖縄は5月4日頃、奄美は5月11日頃に梅雨入りしました。梅雨前線が停滞することが多く、雨の量は平年より多くなっています。
5月1日から6月2日までの雨量は、那覇で平年の2.5倍近い631.0mm、宮古島は3倍以上の816.5mmに達しました。那覇市の5月の月間雨量は統計開始以来3番目の多さです。
一方でなかなか晴れる日が少なく、日照時間は平年の半分程度しかありません。
しばらくは梅雨空が続く
沖縄・奄美の週間予報
例年ならそろそろ梅雨前線が本州付近に北上する時期ですが、今年は上空の寒冷渦の影響などでまだ沖縄付近に停滞しやすい状況が続く見込みです。
この先1週間の予報を見ても、那覇や石垣島は雨の日が続き、奄美でも晴れる日はほとんどない予想となっています。日照不足が続きますので、農作物の管理には注意をしてください。
また、梅雨の終盤は前線の活動が活発になって大雨となるケースがありますので、引き続き雨への備えが欠かせません。
