東北などで環水平アークが出現 幻日環の見えた所も

2022年6月5日(日)11時0分 ウェザーニュース

2022/06/05 10:54 ウェザーニュース

今日5日(日)、東北南部や北関東など晴れている所では長く伸びる虹色の帯が出現しました。環水平アークと呼ばれる現象です。

長く伸びる虹色の帯

環水平アークは、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。
太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。今頃の時期の東北南部では10時半〜11時くらいと12時半〜13時くらいが一番のチャンスになります。

幻日環やハロも見られる

山形県南陽市で見られた幻日環とハロ

また、山形県では幻日環も見られました。
幻日環は天頂を中心として、太陽を通る光の環です。高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さく見えます。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさは、ハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は、2つの光のリングが交差するように見えます。
これらの光学現象を創り出している薄雲は、これから次第に厚みを増す見込みです。明日6日(月)にかけての天気の崩れを示唆する現象と言えます。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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