夜中に「道が分からないから地図を一緒に見て欲しい」……性犯罪の可能性!

6月6日(木)16時0分 おたくま経済新聞


 薄暗い街路灯しかない住宅街などをひとりで歩いて帰る時の心細さは何とも不安なものがあります。その不安は、犯罪にいつ巻き込まれるか分からないという不安も入り混じっているかと思います。そんな犯罪に巻き込まれかけて、危うい思いをしたという経験談がネット上で拡散されています。

 「前に夜中に1人で帰ってる時に車がスッと近くに停まって『道がわかんないから一緒に地図を見て欲しい』と男の人に訊かれた。地元ナンバー・後方窓スモーク貼り・バックシートに人の気配有り。『あ、これ犯されるな』と細い道に走って逃げた。後ろから舌打ちが聞こえた。男も女も関係ない。逃げようね」と、怖い体験談をツイッターに投稿した、トワ庭子さん。

 このツイートには、同様の体験をしたという人からのリプライが。繁華街で信号待ちをしている女性が、ワンボックスカーにあっという間に拉致され走り去ったのを目撃したという情報や、薄暗くて人気のない駅周辺を歩いてるといきなり向こうにいた車に乗った男が「おい」と呼んで手招きしてきた、すれ違ったフルスモークのミニバンが一周回って戻ってきて徐行運転しながら横のドア開けて声かけようとしてきた、話しかけてきたのが強そうな外人で人通りがある所まで逃げよう!って思って早歩きで歩いてたら自分の歩く速度に合わせてずっとワゴンが一定間隔を保って付いてきてた、などなど……。



 こうした付きまといや声掛け事案、強姦という犯罪は、実は後を絶ちません。平成30年警察白書の統計資料によると、強制わいせつでの検挙人員は平成25年・2487人、平成26年・2602人 、平成27年・2644人、平成28年・2799人、平成29年・2837人と、微増し続けています。しかし恐らくこれは氷山の一角。犯罪内容が内容ゆえに被害を届け出ていない人の数も含めると、この人数よりももっと多くの人が性犯罪に巻き込まれている可能性が考えられます。

 こういった卑劣な犯罪は、後姿のシルエットが女性というだけで狙われやすくなります。そして、いかにも困っているようなふりをして近づくことも多くあります。今どき、カーナビやスマホの地図アプリ・ナビアプリを使えない、車を運転できる若い男性などほぼいないのではないでしょうか。

 夜間の一人歩きはなるべく避ける方が良いのは言うまでもありませんが、なかなかそういうわけにもいかない時もあります。犯罪から身を守るためには、少しでも怪しい・怖いと感じたらすぐに相手に接触できない場所まで逃げることが望ましいです。近くのお店などが開いていたらそこに駆け込むのも一つの手段となります。

 なお、もし被害にあってしまったら……。そして誰にも打ち明けられずに苦しんでいるとしたら。内閣府が関与する「ワンストップ支援センター」など性犯罪・性暴力被害者への支援窓口が用意されています。「被害後まもない人 ※72時間以内」「被害後しばらくたった人」と2つの選択肢がもうけられ、「警察や病院に行く時に持って行った方がいいもの」など、それぞれ適切なアドバイスが書かれているとともに、各地の相談窓口を案内してくれます。 ほかにも、警察の性犯罪被害相談電話「#8103(ハートさん)」という窓口も存在しています。

▼内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/index.html

 犯罪に巻き込まれないことが一番ですが、もしものもしもが起きてしまったら……。一人で悩まず、ぜひこうした窓口を利用してみてください。

<記事化協力>

トワ 庭子さん(@tantakatatara)

<参考・引用>

平成30年警察白書

(梓川みいな)

おたくま経済新聞

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