上空に淡い虹色の帯 「環水平アーク」が関東の空に出現
2024年6月12日(水)12時40分 ウェザーニュース

2024/06/12 12:40 ウェザーニュース
今日12日(水)の関東は穏やかに晴れているところが多くなっています。上空の高い所に薄い雲が広がり、地平線の近い所に虹色の帯が現れました。
「環水平アーク」とは?
環水平アークは薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させてできる光学現象の一つで、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
関東では午後も日差しが届いて季節先取りの暑さが続きますので、熱中症対策を万全にしてください。山沿いでは気温の上昇に伴って大気の状態が不安定になり、にわか雨や雷雨の可能性があります。天気の急変に注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)