<行方不明>認知症原因、1万5863人 5年連続最多更新

6月14日(木)18時22分 毎日新聞

認知症の行方不明者数の推移

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 2017年に全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、認知症が原因だった人は1万5863人(前年比431人増)に上ったことが14日、警察庁のまとめで明らかになった。統計を取り始めた12年の1.65倍にあたる。このうち227人は昨年中に所在を確認できなかった。


 12年以降、5年連続で最多を更新した。急速に高齢化が進む中、警察や自治体は早期発見につなげるよう対策を強化。福井県や群馬県などでは家族が希望した場合に限り、認知症の人の顔写真や住所・氏名などを事前に登録し、不明時にすみやかに捜索できるようにしている。


 昨年の認知症の不明者は男性8851人、女性7012人。都道府県別の届け出数は大阪の1801人が最多で、埼玉1734人▽兵庫1396人▽愛知1341人▽東京1284人と続いた。最も少なかったのは島根の38人だった。


 一昨年以前の届け出を含めて、昨年中に無事が確認できた認知症の不明者は1万5166人。確認までの期間は届け出当日が1万1027人、2〜7日目が4034人で99.3%は1週間以内だった。一方で、470人は死亡が確認された。


 昨年の全体の不明者は8万4850人で、過去10年は8万人台で横ばいで推移している。このため認知症の人が占める割合は増加傾向で、昨年は18.7%。12年に比べて約7ポイント上昇した。


【内橋寿明】

毎日新聞

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