女児虐待死受け、再発防止策検討 15日に関係閣僚会議 菅長官「二度と起こしてはならない」

6月14日(木)20時48分 産経新聞

 東京都目黒区で両親から虐待を受けていた船戸結愛ちゃん=当時(5)=が死亡した事件を受け、政府は15日、再発防止策などを検討する関係閣僚会議を開く。児童虐待の相談件数は増加傾向にあり、幼い子供が虐待死する事件も後を絶たない。政府は児童相談所の態勢強化などを含め、抜本的な対策を示したい考えだ。

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で「今回のような痛ましい事案を2度と起こしてはならない。児童虐待の相談件数が急激に増加している状況を踏まえ、政府をあげて、対策を徹底して行っていく」と述べた。

 厚生労働省によると、児童相談所が警察などから相談を受け、対応した件数は年々増加傾向にあり、平成28年度は12万2575件と過去最多だった。さらに外部の目が届きにくい未就学児らへの虐待も存在するとみられ、政府関係者は相談件数について「氷山の一角だ」と話す。

 すでに政府は児童虐待防止法などを改正し、被害にあっている児童を助けるために児童相談所が家庭に強制的に立ち入る際の手続きを簡素化。児童福祉司の増員なども進めている。

 ただ、今回の事件では、結愛ちゃんが香川県から都内に転居後、児童相談所が直接接触できなかったことなどから、自治体間の連携不足も課題となっている。

 再発防止には児童相談所や警察、自治体、教育・医療機関を含む総合的な対策が不可欠で、会議には菅氏や加藤勝信厚労相のほか、小此木八郎国家公安委員長らも参加する予定だ。

産経新聞

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