【台風第６号に関する情報】平成30年6月16日16時46分 気象庁予報部発表

平成30年 台風第6号に関する情報 第14号
平成30年6月16日16時46分 気象庁予報部発表

台風第６号は１６日１５時現在、沖縄本島地方や奄美地方に最も接近しています。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒してください。強風や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

［台風の現況と予想］
　台風第６号は、１６日１５時には奄美大島の南南西約１９０キロにあって、
１時間におよそ３５キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は９
９０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２３メートルです。
　台風は１６日１５時現在、沖縄本島地方や奄美地方に最も接近しています。
台風は今後北東に進み、沖縄本島地方からは遠ざかりますが、１７日明け
方にかけて奄美地方に最も接近する見込みです。その後、１７日朝には台風は温帯低気圧に変わる見込みです。

［防災事項］
＜大雨・雷・突風＞
　沖縄本島地方では、降り始め（１３日１２時）からの雨量が５００ミリを超え、奄美地方では４００ミリを超えている所があり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
　台風第６号や前線の影響で、沖縄本島地方や奄美地方では大気の状態が非常に不安定となっています。沖縄本島地方や奄美地方の雨は、１６日夜には峠を超えますが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも大雨による災害が発生するおそれがあります。
　１７日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
　　　奄美地方　　　　　　８０ミリ
　　　沖縄地方　　　　　　４０ミリ
の見込みです。
　大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

＜強風・高波＞
　１７日にかけて、奄美地方では非常に強い風が吹き、奄美地方や沖縄地方では大しけとなる見込みです。
　１７日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は
　　奄美地方　　　２３メートル（３５メートル）
　　沖縄地方　　　１８メートル（３０メートル）
　１７日にかけて予想される波の高さは
　　沖縄地方、奄美地方　　　　６メートル
です。
　うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください。