岩手県に「土砂災害警戒情報」 警戒レベル4相当 災害の危険性高まる

2023年6月16日(金)15時12分 tenki.jp

東北では太平洋側を中心に同じような場所で大雨が続いていて、記録的な雨量となっている所もあります。午後2時過ぎには岩手県一関市に警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」が発表されました。災害の危険性が高まっている所があります。

岩手県一関市に「土砂災害警戒情報」

きょう16日は、低気圧や湿った空気の影響で、東北では大雨となっている所があります。特に湿った東寄りの風が吹きつけている、太平洋側では朝から同じような場所に活発な雨雲がかかり続けています。
午後2時30分までの24時間雨量は、岩手県一関市で127.5ミリ、宮城県南三陸町で128.5ミリなど、6月の統計開始以来1位の大雨となっている所もあります。
岩手県と盛岡地方気象台は、土砂災害の危険度が高まっていることから、午後2時過ぎに一関市に警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」を発表しました。

夕方にかけて更に雨量増加の恐れ

このあと夕方頃にかけても岩手県や宮城県では、同じような場所に雨雲がとどまる見込みで、雨量が更に増加する恐れがあります。時間を追うごとに土砂災害の危険度が高まる可能性がありますので、厳重な警戒が必要です。
ハザードマップで災害の発生しやすい場所を確認して、自治体の発表する情報をしっかりご確認ください。土砂災害の前兆があるような場所からは速やかに離れるようにしてください。

土砂災害の前兆

大雨によって土砂災害が発生する時には、以下のような前兆となる現象があります。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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