梅雨の部屋干しバスタオル 素早く乾かす方法は?

2021年6月22日(火)5時1分 ウェザーニュース

2021/06/22 06:02 ウェザーニュース

梅雨は雨や曇りの日が多く、洗濯物を部屋干しする機会が増える時期です。
なかでも、分厚くて大きなバスタオルはなかなか乾かず、ストレスを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
LIONお洗濯マイスターの大貫和泉さんによると、タオルは洗濯をすればするほど乾きにくくなるという事実もあるといいます。

タオルは洗濯するほど乾きづらくなる

気温29℃、相対湿度70%に保たれた部屋で自然乾燥

「ライオン株式会社が行った実験によると、初めて洗濯をした時と50回洗濯した場合では、なんと40分以上も乾くまでに時間が長くかかることが分かりました。
これは、何度も洗濯をするうちにタオルのパイルがつぶれたりねじれたりすることで、乾きづらくなってしまうようです。」(大貫さん)
そんな中で、干し方を工夫するだけで、乾燥時間を短縮することが出来るといいます。

最も早く乾かす方法は?

画像提供:ライオン株式会社
脱水直後の水分率を100%とし、水分率が3%以下になった地点を「乾燥した」と定義し乾燥時間を測定

「2枚のバスタオルを5つの干し方で、それぞれ自然乾燥で乾かした場合と、扇風機の風を正面から首振りなしであてて乾かした場合の乾燥時間を測定、比較しました。
その結果、最も早く乾いたのは“囲み干し”にして“扇風機を当てる”方法。なんと乾燥時間は2時間を切り、1.75時間でした。
“囲み干し”が早く乾く理由は、扇風機の風が隙間から入り込み、タオルの中の空気が一定方向に流れるため。完全に囲むのではなく、扇風機の風が当たる部分に空気が入る隙間を作るのがおすすめです。」(大貫さん)
2時間で乾くのであれば、部屋干しでもそれほどストレスは感じないのではないでしょうか。今年の梅雨は、この干し方で快適に乗り切りましょう!
*バスタオルの厚み、大きさにより、乾燥時間は異なります。

参考資料など

協力
ライオン株式会社 https://www.lion.co.jp/ja/
Lidea https://lidea.today/articles/1059

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