台風5号は週末にかけて北上 梅雨前線とともに影響も
2021年6月23日(水)15時50分 ウェザーニュース

2021/06/23 15:48 ウェザーニュース
6月23日(水)の午前に発生した台風5号(チャンパー)は15時現在、マリアナ諸島近海を北北西に進んでいます。今後は少し発達しながら北上を続け、小笠原諸島付近を通過する26日(土)には暴風域を伴う見込みです。27日(日)以降は次第に温帯低気圧へと性質を変える予想となっています。
▼台風5号 6月23日(水)15時
存在地域 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 15 km/h
中心気圧 1000 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
日本の南に北上の可能性 動向に注意

27日(日)の雨の予想
台風5号は太平洋高気圧の縁をまわって北西に進み、進路に近い小笠原諸島や伊豆諸島では台風の直接の影響を受けるおそれがあります。
また、台風とともに梅雨前線も北上する見込みです。台風が陸地から離れた通った場合でも梅雨前線の活動が活発になって本州付近で大雨となる可能性があります。
今後の台風の進路や梅雨前線の動向には十分な注意が必要です。
今月2つめの台風発生

平年の台風発生数
台風が発生するのは今月12日(土)に発生した台風4号以来10日ぶりで、今年6月では2つめの台風発生です。
6月の台風発生数の平年値は1.7個ですので、複数個の台風が発生すること自体は珍しくはありません。この時期の台風は仮に日本に近づかなかったとしても、暖かく湿った空気が梅雨前線を刺激し、日本にも大雨をもたらすことがあるため油断はできません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「チャンパー(Champi)」はラオスが提案した名称で、由来は「赤いジャスミン」の花です。