今週は記録的か 北部大雨 南部猛暑 東北

2018年6月25日(月)15時51分 tenki.jp

今週の東北地方は、あすまでは広く晴れて強い日差しが照りつけるでしょう。ただ、27日水曜日からは東北地方北部に梅雨前線がかかるようになり、秋田県など日本海側北部を中心に大荒れの天気となりそうです。大気の状態が非常に不安定となるため、激しい雨の降る恐れが出ています。
一方で、太平洋側南部を中心に猛暑となるでしょう。福島市では27日水曜日から35度以上の猛暑日が続く予想で、6月としては記録的な暑さになるかもしれません。宮城県や山形県でも30度以上となり真夏日が続くでしょう。

東北 きょうは南部で真夏日

きょうの東北地方は、高気圧に覆われて、晴れて強い日差しが照りつけています。南部を中心に気温が上がっていて、午後3時までの最高気温は、最も高い福島県いわき市山田では32.6度、福島県いわき市小名浜で32.3度などなり、どちらも6月としては3位の記録となっています。
あすにかけても広い範囲で晴れるでしょう。北部ではあすまでが梅雨の晴れ間となりそうです。その後は大荒れの天気となる恐れがありますので、あすのうちに雨への備えをもう一度確認しておきましょう。

27日28日 秋田県で記録的大雨か

今週の後半は、太平洋高気圧の張り出しが強まるため、押し上げられた梅雨前線が東北地方北部に停滞しそうです。このため、あさって27日水曜日から28日木曜日にかけて、秋田県を中心に大雨となる恐れがあります。風も強まり、雷も鳴って大荒れの天気になるかもしれません。
過去には、今回と同じような気圧配置で記録的な大雨となった年があります。2011年に、活発な梅雨前線が東北地方にのびて日本海側を中心に激しい雨が降りました。2011年6月24日にかけての72時間降水量は、秋田県矢島で274.5ミリ、湯の岱で245.5ミリなど秋田県の南部を中心に大雨となり、いずれも1976年の観測開始以来、もっとも多い降水量となりました。このときは県の南部を流れる川の堤防が決壊したり、家屋浸水などの被害が相次ぎました。
今回もそれに匹敵するか、それ以上の大雨となるおそれが出ています。梅雨前線の動き次第では、秋田県だけなく、青森県や山形県でも大雨となってしまうかもしません。土砂災害や河川の増水や氾濫、道路の冠水など厳重な警戒が必要です。あすのうちに、側溝や排水溝の掃除をしたり、風で飛ばされそうなものは家の中にしまっておきましょう。また懐中電灯など非常用品も備え、避難場所の確認もしておきましょう。

27日から30日 福島市で猛暑日最多か

一方で、福島市では27日水曜日から、35度以上の猛暑日が続く予想となっています。ただでさえ、東北で6月に猛暑日となるのは珍しいことなのに、今回はそれが連続してしまいそうなんです。過去、福島市の6月の猛暑日連続の最多記録は、1944年の3日連続でした。このときは6月28日〜30日で3日連続で猛暑日となりました。もしも今週、週間予報のとおりに、27日水曜日から30日日曜日までの4日間、続けて35度以上の猛暑日となれば過去初めてのことになります。宮城県や山形県でも30度以上の真夏日が続く可能性があります。南部の方は、熱中症への備えを万全にしてください。

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